【前回記事】「スタートアップ祭 CES2015を行く①—IoTで人の生活はどう変わるのか?」はこちら
1月6日から9日まで米ラスベガスで開催された、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)。大手メーカーが出展する一方で、多数のスタートアップが手掛ける新しい技術やプロダクトに触れられる見本市にもなっている。この連続コラムでは、今年のCESに参加した日本のスタートアップ・nuuoの林智彦氏が“ハードウェアスタートアップ祭”としてのCESをレポートします。
今回は、僕が自分的に面白いと思ったもの、新しいと思ったものかった展示を紹介していきます。まずはコネクテッドホームの分野から。
コネクテッド歯ブラシ「Grush」
歯ブラシの動きをモーションセンサーで取得し、BLE(bluetooth low energy)で、スマホに伝えています。子どもに歯磨きしてもらうのってめっちゃ大変だし、やってて自分も楽しそうなので、このプロダクトは自分もほしい。クラウドファンディングのindiegogoで5万ドル獲得し、製品化。生活用品メーカーの販促展開としてもありかもしれません。
家のアナログスイッチがデジタルスイッチになる「switchmate」
電気をオンオフするスイッチのつまみにかぶせて、物理的に動かすガジェット(YouTube参照)。ベッドから部屋のスイッチが遠くて消せない時に重宝。来月辺りにクラウドファンディングに出すと言っていました。こういう、家のまだアナログな製品をスマホで使いやすくしてくれるものがいま手近で便利。
コンセントを使って、様々な家具をIOT化する「wemo」
WEMOをコンセントに挿し、その上に家具のコンセントを挿すことで電源のオンオフをスマホを使って様々な条件で操作できるようになります。
明かりのオン/オフをスマホで遠隔操作したり、スケジュール化するなどできます。「IFTTT」(世の様々なAPIをつなげて、“Aの条件でBする“を設定できるアプリ)とも連動しており、「日が沈んだら明かりをつける」「毎晩23時に明かりを消す」といったことも可能です。
