「ネイティブアド」のあるべき姿を、日産自動車とTBSのテレビでの取り組みに学ぶ

【前回コラム】「私たちは、良い広告を作るだけでなく、広告自体を人々にとって良いものにするための努力をすべき」はこちら

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では、ネイティブアドも含めた全ての広告が、人々にとって良いものにするための努力をするべきではないかというシンディ・ギャロップ氏の問題提起をご紹介しました。

個人的にネイティブアドの未来のあるべき姿を考える際に、マスメディアにおけるネイティブアドの成功事例として参考にするべきと考えているのが、TBSのドラマ「リアル脱出ゲームTV」を舞台に実施された日産自動車の「史上最難関の採用試験 THE TEST」という事例です。

リアル脱出ゲームTVは、もとは深夜の特別番組として放送された視聴者参加型のドラマで、4回の特別番組の放映を経て、2014年の4月にはレギュラー番組としての放映が実施されました。このレギュラー番組と連動した企画として実施されたのが「NISSAN×リアル脱出ゲームTV 史上最難関の採用試験 THE TEST」と題された日産自動車によるスポンサー企画です。

リアル脱出ゲームTVでは、ドラマ中に展開されるクイズに対して、視聴者もリアルタイムに参加できる構造になっているのが特長で、視聴者はPCやスマートフォン、タブレットなどの端末から自らもクイズに参加しながらドラマを楽しむ作りになっています。

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徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)
徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)

徳力基彦(とくりき・もとひこ)NTT等を経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。「アンバサダーを重視するアプローチ」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用についての啓蒙活動を担当。書籍「アンバサダーマーケティング」においては解説を担当した。

徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)

徳力基彦(とくりき・もとひこ)NTT等を経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。「アンバサダーを重視するアプローチ」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用についての啓蒙活動を担当。書籍「アンバサダーマーケティング」においては解説を担当した。

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