生活者の視聴スタイルが多様化する中、テレビのコンテンツ価値・広告価値をどう高め続けるか

博報堂DYグループの社内向け冊子を書籍化した「広告ビジネスに関わる人のためのメディアガイド2015」が4月下旬に発売されました。発刊を記念し、編集・執筆に関わった博報堂DYメディアパートナーズ社員が各メディアのトピックを紹介します。

番組コンテンツの真の価値を把握しにくい時代

テレビ放送開始から60年。

生活者やメディアを取り巻く環境はめまぐるしく変化してきました。

人口減少、一世帯あたりの人数の減少による世帯視聴率の低下。特に若年層の視聴率の低下は、ソーシャル視聴やタイムシフト視聴などの新しい視聴スタイルの台頭を示唆します。

視聴スタイルの変化に伴い、我々の広告ビジネスもまた大きく変わりつつあります。マルチスクリーン環境におかれた生活者のメディア接触実態に即した、テレビCMとPC・スマートフォンなどのオンライン動画広告をかけ合わせた商品・サービスの開発など、テレビだけに限らないさまざまな施策にチャレンジしています。

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画像提供:Shutterstock

テレビ周辺だけでの変化を捉えても、さらなるデジタル化、ハイブリッドキャスト、タイムシフト視聴、4K・8K放送、キャッチアップサービスの本格化、Netflixの進出、AndroidTVなど、様々なデバイス、サービスが次から次へと世に送り出されています。

リアルタイムに家庭で家族とチャンネルを奪い合いながら視聴していた時代から、「時間」「場所」「画面」を超えて視聴形態は多様化し、テレビとテレビ番組コンテンツはこれまでの概念や指標では捉えられなくなりました。テレビ画面以外でテレビコンテンツを視聴するスタイルがスタンダードになってきているといえるでしょう。

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メディアガイド2015(博報堂DYメディアパートナーズ)
メディアガイド2015(博報堂DYメディアパートナーズ)

博報堂DYメディアパートナーズ http://www.hakuhodody-media.co.jp/
博報堂、大広、読売広告社の経営統合により、それぞれのメディア・コンテンツ機能を統合し2003年に設立された、他に類のない「総合メディア事業会社」。メディア・コンテンツビジネス領域において、プラニング、プロデュース、バイイング、トラフィック、ナレッジを主要な機能として駆使し、広告主、媒体社、コンテンツホルダーに対し、最適な課題解決力を提供している。

メディアガイド2015(博報堂DYメディアパートナーズ)

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博報堂、大広、読売広告社の経営統合により、それぞれのメディア・コンテンツ機能を統合し2003年に設立された、他に類のない「総合メディア事業会社」。メディア・コンテンツビジネス領域において、プラニング、プロデュース、バイイング、トラフィック、ナレッジを主要な機能として駆使し、広告主、媒体社、コンテンツホルダーに対し、最適な課題解決力を提供している。

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