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コラム

「広告ビジネスに関わる人のメディアガイド2015」リレーコラム

データドリブンマーケティング時代、インターネット広告はどう変わる?

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博報堂DYグループの社内向け冊子を書籍化した「広告ビジネスに関わる人のためのメディアガイド2015」が4月下旬に発売されました。発刊を記念し、編集・執筆に関わった博報堂DYメディアパートナーズ社員が各メディアのトピックを紹介します。

加速するプログラマティック化への波

インターネット広告は、2013年頃から運用型広告(検索広告、プログラマティックバイイングのディスプレイ広告ほか)が伸びていて、「予約型(固定価格)広告」が減ってきています。

運用型広告はプログラマティック取引の一形態のRTB(リアルタイム入札)によるDSP(デマンドサイドプラットフォーム)やGoogleのGDN(Google Display Network)、ヤフーのYDN(Yahoo!Display Adnetwork)、といったプラットフォームが牽引していますが、さらにFacebookなどのSNS広告もプログラマティックへ移行しています。

そして最近、ダブルクリック社が「プログラマティックギャランティード」という在庫予約型固定単価取引への対応を発表しました。予約型広告もプログラマティックに組み込まれています。

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インターネット広告のマーケットプレイスには様々なプレイヤーが存在する(「広告ビジネスに関わる人のメディアガイド2015」より)。

また、インターネット広告は、本格的にデータドリブンマーケティングへと移行しつつあります。

従来もデータドリブンだったのですが、それは主にダイレクトなマーケティングモデルに対してのアプローチでした。広告の投下量(imp)、広告への反応(Click)、ランディングページ(LP)の訪問数、コンバージョンページ(CV)への到達数を、アドトラッキングツールとアクセス解析ツールのデータで計測して、PDCAを回して効率(ROI)を向上させるというものです。

ただロジックは意外にシンプルで、データの捉え方もざっくりとしたものでした。それがここ数年、2つの新しいストリームへ進化しています。

次ページ 「運用型広告はDMPによる高度なオーディエンスターゲティングへ」に続く


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広告ビジネスに関わる人のメディアガイド2015
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