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コラム

若手起業家、世界一周へ

中米でひときわ目を引く店舗メディア

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日本の皆さん、こんにちは!

現在、中米の中でも発展している国のひとつ、コスタリカにいます。ここに来るまでの中米諸国(グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア)の道端で、日本にはない光景をよく見かけたので、今回はそれを紹介します。

中米ではコンビニエンスストアなどの小売りチェーン店はほぼ見掛けず、“Tienda(ティエンダ)”という小さな個人経営の売店のようなものが多数あります(ティエンダはスペイン語で「売店」の意味です)。そこでは携帯電話のプリペイドカード、お菓子、飲料水などを販売しているのですが、その店舗自体を丸ごとメディア化しています。

ティエンダ(売店)の外壁は広告スペース(クリックで拡大)

携帯電話会社モビスターは黄色でアピール

都市部はもちろん、この媒体は地方部の道路沿いにも多く見かけます。車やバスなどが多く走る道沿いに、突如現れること多数。特に田舎では、ほかに目に入る情報もないので思わず目が向きます。僕が撮影できたのはごく一部ですが、中にはティエンダではなく、大きめの民家の外壁が360度、丸ごと真っ青なティーゴ(携帯電話会社)カラーにペインティングされていたりと、かなり自由度が高い印象を受けました。規制などないのでしょうか……?

ティーゴは青一色

国によってアピールしている広告主に若干の変化はありますが、ほとんどの建物外壁メディアの広告主はコカ・コーラ、ペプシコ、中米諸国の主要携帯電話キャリア(ティーゴ、クラロ、モビスターの3社)でした。競うように道沿いの建物が彼らの色に染まっていました。そのためか、コカ・コーラとペプシコは中米でもかなり力強くアピールをしている印象を受けました。

店頭に並ぶのは菓子や日用品

日本では、街道沿いの家の外壁をペインティングしてメディア化するなんて、中々見られるものではないので、中米のひとつのカルチャーとしてご紹介しました。媒体費用などの条件面、媒体掲載までの手順、メーカー主導なのか専門媒体社があるのか、ペインティングを専門にしている業者があるのかなど、気になるところです。チャンスがあれば調査してみたいと思います。

コスタリカの後はグアテマラ経由でメキシコ方面へ向かいます! 目指すはキューバです。

太田英基「若手起業家、世界一周へ」バックナンバー