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コラム

広告のやり方で、スポーツを創ってみた。

広告クリエイターを、スポーツクリエイターへ。

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【前回のコラム】「スポーツで笑顔にする。ではなく、笑わせる。」はこちら

誰かの願いが叶うころ
あの子が泣いているよ

こちらは宇多田ヒカル先生による神歌詞ですが、
同じことがビジネス界でも起こっています。

例えばお笑い業界。
よく言われるように4・50代の大御所たちが
益々勢いづいているため、
若手芸人にチャンスが巡りづらい状況となっております。
大御所芸人の願いが叶うころ
若手芸人が泣いているよ

広告業界もしかりです。
若手スターが出にくい時代が続いています。
僕自身も20代は鳴かず飛ばすの状況が続き、
苦しかったのを覚えています。
カリスマCDの願いが叶うころ
澤田が泣いているよ

何故このような状態が生じているのか。
それは、お笑い業界も広告業界も、
基本的にはゼロサムゲームだからです。
つまり、椅子の数が限られている、
椅子取りゲームだからです。
年々椅子の数も減っているような気もします。
加えて、大御所たちはこのゲームに慣れています。
勝ち続けます。
だから、若手が椅子に座れないのです。
泣き濡れているのです。

では、どうすればいいのでしょうか。
椅子取りゲームに多く参加する、
つまり打席を増やすしかないのでしょうか。
もしくは泣きじゃくる他ないのでしょうか。
いえいえ。

新しい椅子を増やせばいいのです。
打席自体を創ればいいのです。

その為に存在しているのが、ゆるスポーツ協会でもあります。
協会では今、特に広告クリエイターの
アイデアを全面的にバックアップし、
形にし、新しいスターを輩出しようとしています。

広告クリエイターは誰でも、
大なり小なり人間の機微に精通しており、
そういった知見やセンスに基づいて
人を笑わせたり、感動したり、驚かせています。
その経験は、
そのままスポーツクリエーションに役立てることができます。

例えばこちらの大石君。

枝豆がとても良く似合う男です。
彼はふだん広告代理店で、
CMプランナーをしています。
特にギャグ系CMを得意としています。
そんな彼にスポーツクリエイターという肩書きを授けると、
どんなスポーツが生まれるのが。
実際の案をご覧下さい。

メキシコの方から怒られそうです。

でも、発想がぶっ飛んでて、
ちょっとやってみたいですよね。
続いてはこちらです。

説明書きにパンティーが3回も出てきます。

ヤバいアイデアです。
僕はどんなに逆立ちしても、このアイデアは出ません。
せっかくなので、もう一案。

左の人が、人間なのかネコなのか気になります。

大石君はこれらのスポーツアイデアを、
ふだんギャグCMを創る時と同じ思考で
創っているのだと思います。
そんな彼が考えたスポーツを、実際にやってみました。

次ページ 「オールバッターバレーをやってみた。」へ続く