【前回記事】「「ソーシャルテレビ」は、テレビのマーケティング価値を再浮上させるキーワードかもしれない」はこちら
VODサービスの覇権はどこがとるか
この連載は「テレビとネットの融合」という大変大きなテーマを掲げています。ですが、なんだかVODの話題ばかり扱っている気がします。と言っているそばから、すみません、今回もまたVODについてです。
というのは、9月2日のNetflixの日本でのサービス開始を軸に、続々と新たなサービスが名乗りを挙げているのです。日本のVODサービスについて、私の見立てはhuluとdTVの2大サービスにNetflixが加わって三国志の時代となるだろうというものでした。ところが、8月にはAmazonがプライム会員向けのSVODサービスを9月に立上げると発表し、さらにはTSUTAYAもサービスのリニューアルを行い定額制に力を入れていくとのこと。あまり目立たなかったU-NEXTも会員数が100万人に達したとリリースを出しました。
そして9月15日には、レンタル第二位のゲオが「ゲオチャンネル」を来年2月にはじめると大々的に発表しました。この発表会にはなぜか私もタレントさんと並んで前に出てコメンテイター的に参加したのですが、月額590円でVODが利用できる上、店舗もしくは郵送のレンタルも月額590円をプラスして使えるという画期的なものでした。dTVを運営しているエイベックスと提携するのも衝撃です。