普段の買い物で環境貢献していこうーー。最先端の環境貢献型プロモーションに興味がある人、環境に貢献する商品で差異化を図りたい人に向け、そのヒントを提供するイベントが開かれている。
環境に講演するEVI推進協議会(カルビー カルネコ事業部)が実施した、環境貢献型プロモーション事例を紹介するEVI環境マッチングイベント2015だ。
セミナーでは、カルビー カルネコ事業部長の加藤孝一氏が登壇し、「普段の買い物で環境貢献したい」と考える消費者のニーズに応える仕組みについて紹介した。まず消費者が環境貢献型商品を買うと、次に商品を販売した企業が、森の保護を行う事業者からCO2の吸収実績を購入、そして森を守る活動をしている人に資金が還流するという流れだ。
「買い物を通じた環境貢献は、消費者にとっても、企業にとっても、無理のない取り組みであり、地域の産物の有効利用や温暖化の抑制につながるメリットがある」と加藤氏。森林事業者と企業をつなぐプラットフォーム(EVI)を使えば、企業は1円単位で効率的にCO2の吸収実績を購入することができ、購入証明書ももらえる。
イベントでは、EVIを活用した事例の講演や、消費者の環境意識調査の報告が行われたほか、企業や自治体による環境貢献型商品を紹介する展示ブースも展開。日本の森や水、空気を守る環境貢献型プロモーションについての知見を深める機会となっていた。
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