【前回】「テレビはもはや「次に何が起こるかワクワクして見るもの」ではなくなっている」はこちら
同じスマホ向け映像配信なのにどうして?
このタイトルは、まあちょっと強引と言うか、テレビという言葉の定義が曖昧なところをもてあそんでいるわけですが。でもAbemaTVは、言葉の最後にTVとつくからテレビなんでしょ?という単純な話ではありません。
今回の記事は前回の続きです。前回は、こちらです、ちょっと斜めにでもいいので読み返してもらうといいと思います。
【前回記事】テレビはもはや「次に何が起こるかワクワクして見るもの」ではなくなっている。
簡単に要約すると、テレビはずっと欽ちゃんが発見した「何かが起こりそう」だから見る、その原理で作られてきたけど、スマホの登場でその原理はひっくり返った。だからこれまでのテレビ的なものを目指しているらしいAbemaTVやフジテレビの昼間の15時間連続ライブ編成は不安だ、ということを書きました。
そして
の中で少しだけLINE LIVEにふれ、これはライブ配信で、放送とは違うみたいですよ、と書きました。放送とライブ配信は何が違うのか、それは次回にと書いちゃったので、今回はそこんとこはっきりさせたいと思います。
放送は、電波を使って受信機に番組を送信する仕組みです。だからエリアに対して行うものです。各テレビ局は、自分の与えられた地域に電波を送り届ける必要があるので、電波塔を使います。あちこちに自分で立てたりもします。