ハロウィンがなぜ盛り上がるのか? 流行を読み解くための3つの視点

文・天野彬(電通メディアイノベーションラボ 副主任研究員)

「タグる」へのシフトに要注目

はじめまして。電通のメディア部門のシンクタンクチームにて、SNSやスマートフォンユーザーのリサーチを行っている天野と申します。アドタイ初登場となります。

2017年10月31日に、宣伝会議より『

シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~

』を出版する運びとなりました。この連載では、その紹介の意味も含めて、書籍のさわりやマーケター注目の事象やその考察を読者のみなさまにシェアしたいと思っています。

僕は学生時代からずっと人と人とのコミュニケーションに関心を抱いてきました。そこにはきっと、友だちの輪の中で楽しく過ごしつつも、そういう関係性の怖さや脆さについて考えてしまっていた10代の頃の経験、そして中学生頃から触れ始めたインターネットの影響が深く関係しているような気がします。

現代は、コミュニケーションのためのツールがどんどん拡張しています。FacebookやTwitterをはじめとして、近年ではInstagramやSNOW、SnapchatなどさまざまなSNSが普及・流行し、自分の近況や体験を(文字というよりも)写真や動画を通じてシェアすることが増えています。そのような「ビジュアルコミュニケーション」が、さまざまな消費文化の波をつくりだすトレンドの源となっていることに注目しています。

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天野彬
天野彬

1986年生まれ。東京都出身。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。 2012年株式会社電通入社後、マーケティング部門、新規事業開発部門を経て、2014年から電通メディアイノベーションラボにて研究/執筆/コンサルティングの業務に携わる。専門領域はスマホユーザーやウェブサービスのリサーチ。
主著にインスタグラムをはじめとするSNSのトレンドを分析した『シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~』(2017年、宣伝会議)。その他、『情報メディア白書2016/2017/2018』(ダイヤモンド社、共著)、『二十年先の未来はいま作られている』(2012年、日本経済新聞出版社、共著)。経済番組でのコメンテーターや宣伝会議、日本マーケティング協会、全日本広告連盟、アドテック東京などでスピーカーを多数務める。「Forbes JAPAN」オフィシャルコラムニスト。

天野彬

1986年生まれ。東京都出身。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。 2012年株式会社電通入社後、マーケティング部門、新規事業開発部門を経て、2014年から電通メディアイノベーションラボにて研究/執筆/コンサルティングの業務に携わる。専門領域はスマホユーザーやウェブサービスのリサーチ。
主著にインスタグラムをはじめとするSNSのトレンドを分析した『シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~』(2017年、宣伝会議)。その他、『情報メディア白書2016/2017/2018』(ダイヤモンド社、共著)、『二十年先の未来はいま作られている』(2012年、日本経済新聞出版社、共著)。経済番組でのコメンテーターや宣伝会議、日本マーケティング協会、全日本広告連盟、アドテック東京などでスピーカーを多数務める。「Forbes JAPAN」オフィシャルコラムニスト。

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