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【米国NY広告ビジネス視察レポート】帰国後に枠にとらわれない提案で既存クライアントと新しい関係性を構築した、たき工房の場合

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メディアにとらわれないアートディレクションを

たき工房 デザイン1部 部長/アートディレクター 大類 和久 氏

伝えたいことをいかにして伝えるか

大類和久さんは、たき工房に所属するアートディレクター。「たき工房では以前から、宣伝会議のNY視察研修に参加した社員による報告会が開催されていました。NYの最先端で活躍する人から直接話を聞き、実際に作品を見た社員の語る体験談はとても刺激的です。自分も行きたいとうっすら思っていたタイミングで、社長から声がかかり参加を決めました」と話す。

大類さんが参加した2017年の研修では、「Laundry Service」「OgilvyRED」などを訪問。中でも「McCANN」の『Fearless Girl』プロジェクトメンバーの話が印象に残ったと大類さん。

「『Fearless Girl』は銅像という古くからあるメディアを活用して、女性の地位向上に関する議論を世界中で呼び起こしました。私は20年近くグラフィックの世界で仕事をしてきましたが、人に何か伝えたいときには、メディアを問わないということに改めて気づかされました」。

大類さんが制作を担当した西武ホールディングス外国人向けカード「SEIBU PRINCE CLUB emi」のPR動画。

帰国してからは、グラフィックデザインだけにとらわれない複合的な提案によって、新案件の獲得や、既存のクライアントからのこれまでより大きな受注ができたという。

「以前から西武ホールディングスさんの外国人向けカードのポスターを制作していました。しかしターゲットである外国人に伝えるためには、電車内ビジョン広告動画の方がより効果的ではないかと思い、動画も合わせて提案したところ採用され、実際に効果もありました」と話す。

他にもNY視察研修で訪れた企業を参考に、たき工房のオフィスを改装した結果、社員のコミュニケーションが活性化したという成果も上がっている。今後はそれぞれ自分の得意分野を持つ他の社員と部署をまたいで協力しながら、動画以外にも新たな領域に挑戦していきたいと語ってくれた。

最先端のメディアやテクノロジーに触れるために、たき工房さんが参加されたのは……
「NY視察研修」でした
 
テクノロジーやメディアとバイイング・モデルの進化が、日本の数年先をいく米国を視察。クライアントに深く入り込み成果を出し、躍進するグローバルエージェンシーを訪問します。ユニットの組み方、IT 企業との競争の避け方など、生きた情報を掴みに行きます。
 
<NY視察研修 概要>
■旅行期間 2019年9月22日(日)~9月29日(日)
■訪問都市 米国/ニューヨーク
■募集人数 35名
 
詳細はこちら
 
株式会社宣伝会議 教育事業部
E-mail:info-educ@sendenkaigi.co.jp