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小5でプログラミングを猛勉強! 敏腕起業家が“妄想”する未来像とは?

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※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。9月28日(土)の放送は、起業家、経営者、ベンチャーキャピタリストでXTech(クロステック)株式会社/XTech Ventures株式会社 代表取締役CEOの西條晋一さんが登場しました。

左から、西條晋一さん、ハヤカワ五味さん

小5でプログラミングを猛勉強!

西條さんは、自身の会社、XTech/XTech Venturesについて「コンセプトは2つある」と話します。「1つ目のX(クロス)は、掛け合わせるという意味で、既存の産業にテクノロジーを掛け合わせていくこと。そしてもう1つは、新規事業を非連続的に創出していくことをコンセプトにしている」と言います。

徳島県出身の西條さんは、自身が育った環境について「いまの時代と違ってインターネットがなくて。得られる情報源と言えば、身近な人か本、テレビと限られていたので、時代的にも“妄想”する機会が多かった」と振り返ります。

学校帰りに家業が電器屋の友人宅に立ち寄り、展示品のパソコンでゲームを楽しんでいたと言う西條さん。ある日、ゲームはプログラムで動いていることを知り、小学5年生のときにパソコンを買ってもらったのをきっかけにプログラムを猛勉強。アドベンチャーゲームやアクションゲーム、RPGをつくるようになっていったと振り返ります。

ハヤカワさんが、「そうしたテクノロジーに触れて、いろいろと試してみる機会が早かったんですね。そこからどのようにベンチャーキャピタルや起業に至ったんでしょうか?」と尋ねると、「小学生のときにテレビで社長のお宅を拝見する番組を見たんです。人が家に来て驚いたり、楽しんだりするさまを見て“社長っていいな!”と思って。でも、社長になるためになにをすればいいのか具体的に思いつかなくて。一旦、新卒で就職した」と西條さん。

転機となったサイバーエージェントへの転職

その後1990年代後半、アメリカを中心にITの波が押し寄せているのを目の当たりにし、「ようやく、自分がイメージしていたパソコンを活用してなにか事業をするという世の中になったと感じた」と振り返ります。

そして西條さんは、サイバーエージェントに転職。「それが、自分の原点としては一番衝撃的なことだった。自分が思い描いていたことと、まったく違うスタイルで…若い人たちだけで会社が伸びているのを見て、“これがリアルな起業なんだ”」と痛感したと話します。

同社に転職するまで、起業についてのイメージは「ハードルを高く考えすぎてしまっていた。(同社の現場を体験し)もっとライトにやっていることに衝撃を受けた」と西條さん。さらには、「若い人たちみんな“会社を大きくするぞ!”という一心で、自分で学び、助け合いながら(事業を)つくっていっていることが、とても新鮮で大きかった」とも。

すごく恵まれた時代に生きている

サイバーエージェントでの経験を経て、ついに夢の起業を果たした西條さんは、現在、“新しいことがやりたい”というスペシャリストを集め、新規事業を創出する「Startup Studio(スタートアップスタジオ)」なるスキームでも躍進を遂げています。

「いい会社をつくるために1社立ち上げて集中するというやり方もあると思う。でも僕の場合、多くの打席に立たないと、そう簡単に限られた人生のなかでいい会社をつくることはできないと思った。いっぱい会社をつくることが目的と言うよりは、いっぱい会社をつくっていろいろとチャレンジしないといい会社に行き当たらないと思って、単純に可能性を増やしているという捉え方なんです」と語ります。

また、組織の構成員一人ひとりが、パフォーマンスを最大限に発揮できる力をつけるという意味合いの“エンパワーメント”というワードを挙げ、「力のない人でも、なにか思いがあったり、行動すれば世の中に発信できたり、賛同者を集められるすごく恵まれた時代に生きていると思う。究極的には、みんな自分が生きたい人生を送れるといいなと思うので、それをサポートできるような世の中の仕組みや事業の仕組みをつくるのが、自分の妄想ですね」と前を向きます。

現在、無料で音声配信ができるサービス「Radiotalk(ラジオトーク)」を展開している西條さん。

「スマートスピーカーやBluetoothのヘッドフォンが普及してきているので、耳の可処分時間(自分の判断で自由に使える時間のこと)を有効にできないかと考えている。YouTubeの進化を見ていても、コンテンツ内容がどんどん変わってきているのと同じように、ラジオでもなにかコンテンツを発信し始めると、いままでになかったような耳から得られるコンテンツのスタイルが出てくるのではないかと。そういうプラットホームをやることで世の中を面白くしたい」と熱く語ります。

西條さんの言葉にハヤカワさんは、「私もラジオ番組をやっているので、耳の可処分時間は気になる部分。さまざまな人の有意義な時間の使い方が、将来広がっていくんだなと感じました」と関心を寄せていました。

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<番組概要>
番組名:マスメディアン 妄想の泉
放送日時:毎週土曜 24:30~25:00
パーソナリティ:ハヤカワ五味
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/mousou/
番組Twitter: @mousou_tfm


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