※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。
ハートドリブンとは?
2010年創業の株式会社アカツキは、モバイルゲーム事業や、横浜駅直通の複合型体験エンターテインメントビル「アソビル」などをはじめとするライブエクスペリエンス事業などを展開しています。さらには、著書「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」(幻冬舎 NewsPicks Book)を発売するなど、幅広い分野で活躍しています。
塩田さんが掲げる“ハートドリブンな世界へ”というビジョンについて、「僕たちは、“会社を超えて世界をどうするか”というビジョンを定めています。“世界がどうあるべきか”というなかで、その次に“自分たちはどうか”という順番で決めていく」と話します。
「ドリブンはインセンティブという言葉の対義語。インセンティブは、“外側からがんばればこういう報酬が与えられるよ”というものだけど、そうではなくて、自分の内側にあるハートを原動力に一人ひとりが活動していくと、誰かからなにかを貰わなくても、やっている時点で幸せになる。言われてやる仕事よりも、やりたい仕事のほうが圧倒的に幸せは湧き出る」と語ります。
さらには「組織って、社長が考えていることを実現させる組織になりがちだけど、そうではなくて、会社とはいろいろな人たちが“自分の幸せ”と向き合ってなにかを生み出していく場である、という考え方で経営しているので、うちのメンバーは大変だと思いますよ」と笑います。
号泣した出来事と言葉
塩田さんは、大学時代に“幸せと経営”というテーマで数多くの社長にインタビューをしたそう。その際、ある社長からの「世の中に価値を提供して、お客さまを笑顔にして幸せにすることが利益の源泉。会社は1人ではできない。みんなで集まってやるのが会社なんだよ」「勝ち組、負け組ではなく、バリューの“価値組”になりなさい」という言葉に感銘を受けたと言います。
そして、“いつか会社を経営しよう!”と心に決め、経営の本を読み漁り、さらに「27歳で起業して、37歳で一部上場する」と人生の年表を書いたそうで「3年前倒せた」と胸を張ります。
