吉本興業の所属芸人らによる、任天堂のゲーム実況動画に拍車がかかりそうだ。
UUUMは6月1日、吉本興業の所属タレントのYouTubeチャンネルで、任天堂のゲーム著作物を投稿できる包括的許諾を受けることで合意したと発表した。主に、「ゲーム実況」動画での使用を想定する。任天堂は、YouTubeやSwitchなどでの配信による収益化を認めている。UUUMは4月28日付で吉本興業と資本業務提携しており、同社所属タレントによる約800のYouTubeチャンネルを共同で運営している。
「ゲーム実況」動画は、プレー画面や操作の様子を映しながら、進行状況などについてしゃべるというもの。世界的に視聴者を集めており、カドカワ マーケティングセクション発行の『ゲーム実況グローバルマーケットレポート2017』の推計では、2017年で6億7000万人。2021年には21%増の8億1000万人に広がるという。市場の62%が広告収入を占め、2017年で28億ドル(約3000億円)に上る。
ゲーム機やゲームソフトを販売する企業にとって、「実況」動画は有効なプロモーション手段のひとつ。さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛も追い風となりそうだ。総務省の家計調査では3月時点で、ゲーム機の支出額が前年同月比66%増、ゲームソフトは同比57%増だった。
UUUMのほか、任天堂が6月1日現在で包括的許諾を出しているのは、ソニー・ミュージックマーケティング、東京産業新聞社(ガジェット通信)、いちからの3社。
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