SmartHRは、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の新CM「無駄からの解放」篇、「紙からの解放」篇、「ペーパーレス」篇の放映を8月に開始した。

一連のCMのテーマは、「仕事の無駄よ、さようなら」。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の拡大を受け、多くの企業がテレワークをはじめとした「働き方」の見直しを求められる昨今、新CMでは紙が主流とされてきたこれまでの人事労務の仕事を振り返りながら、SmartHRの導入によって「仕事の無駄が解消され、従業員が気持ちよく働く」ことの価値を伝える。

CMに登場するのは、とんねるずの木梨憲武さんと俳優の伊藤淳史さんだ。部長役の木梨さん、部下役の伊藤さんの2人の掛け合いを通じて、仕事の無駄からの開放感、働くすべての人にとっての「働きやすい会社」を表現する。

企画を手がけた博報堂クリエイティブディレクター 神田祐介氏は「リモートワークで明るみに出た紙を使った仕事の無駄。そんな無駄から解放された一社員の幸福感を描いています」と話す。「ただ昭和世代にとっては紙や今までのやり方への愛着もある。新しい一歩を歩み始める希望と共に訪れる別れの切なさまで30秒に閉じ込められたらと思いました。無駄という無駄じゃないこともたくさんありましたから」。

企業でのシステム導入担当の多くは40代〜50代が多いことから、往年の人気バラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげです」の名物コーナー「仮面ノリダー」で共演していた2人をキャスティング。CM公開後、SNSではこの組み合わせに反応している人が多い。「わかる世代にしかわからないキャスティングが一定の世代に深く刺さっていて良かったです」（神田氏）。

テレビCMの放送に先駆けて、SmartHRホームページとYouTubeでCM、そのロングバージョンやメイキング映像も公開している。