ショールームや展示会などのバーチャル化が進んでいる。コロナで対面によるコミュニケーションが制限される中、ショールームや施設を見学に行く、実際に商品を触れるといった機会は設けにくい。動画などを使い、商品を立体的に見せるなど、工夫を凝らした企業サイトが出てきている。
水中ポンプなどの製造・販売を行う鶴見製作所は、ホームページ上でバーチャル展示会「ツルミ建設工事EXPO」を開催。ユーザーは、360度自由に視点を切り替え、2階建てのブースを移動することができる。ブース内には合計7カ所のビューポイントがあり、商品紹介ビデオや納入事例を閲覧でき、詳細を知りたい場合は、資料請求も可能だ。
「実際に手を触れることはできませんが、リアルな製品写真を展示し、各製品の詳細紹介ページを設けることで、実際の製品の形状や特長、製品を採用するメリットなどへの理解を深めていただきたいと考えています」と経営企画部の山田晃大氏は話す。
展示会は2020年10月より制作を開始。約3カ月で公開に至った。公開後、取引先だけでなく、メディア露出につもつながったという。
リアルの展示会だと、参加できる人数は限られるが、ホームページにコンテンツを公開すれば、開催場所や時間による制約がなく、コミュニケーションの接点は増える。企業の公式サイトは、メディアが、事業への理解を深める場でもある。どんな「画」がとれるかと探しているメディアにとっては、製品動画も重要な情報だ。こうした企業サイトの充実は、営業・販促活動の視点、広報の視点の両面から、進んでいきそうだ。
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