BookLiveが運営する総合電子書籍ストア「ブックライブ」は、2月17日に10周年を迎えることを受け、同社社員からこれまで出版・マンガ業界を盛り上げてくれたキャラクターたちに感謝を伝えるメッセージ広告「感謝の手紙広告」を制作。

2月15日から東京メトロ半蔵門線「渋谷駅」、東京メトロ丸の内線「新宿駅」メトロプロムナード、西武鉄道「池袋駅」、特設Webサイトに掲出している。同月21日まで。

『名探偵コナン』（小学館）のキャラクター毛利蘭に向けたメッセージ広告。ブックライブの社員が手書きでメッセージを寄せた。

同ストアは、“いつも心に「マンガ部屋」を。”をコンセプトに、多くの人々に電子書籍を配信してきた。これまでに配信した累計作品数は55万、冊数で約110万冊にのぼる。

今回の広告掲出は、ストアを利用するユーザーだけでなく、書籍・マンガを創出する作家、出版社、そして未来への希望や勇気、日々の糧をもたらしてくれるマンガのキャラクターたちにも感謝を伝えるというもの。

（上から）『宇宙兄弟』（講談社）、『3月のライオン』（白泉社）のキャラクターに向けたメッセージ広告。

広告は、全長最大約3mにも及ぶ巨大広告。合計8作品に登場する総勢9人のキャラクターに向けて、各キャラクターの魅力的な表情や名シーンをバックに、メッセージを発信している。対象のキャラクターは、『宇宙兄弟』の南波六太、『午前0時、キスしに来てよ』の花澤日奈々、『凪のお暇』の大島凪、『名探偵コナン』の毛利蘭、『銀の匙 Silver Spoon』の八軒勇吾、『魔法陣グルグル』のニケとククリ、『クイーンズ・クオリティ』の西岡文、『3月のライオン』の桐山零。

この手紙広告のメッセージは、同社代表取締役社長の淡野正氏のほか、“顔の見える書店員”として「ブックライブ」の運営を行っている書店員すず木さん、同・書店員えい子さん、そして同社の社員らが手書きで寄せた。

企画を担当した越境の門井舜氏は、「ブックライブには紙の書店同様、『書店員』がいます。さまざまなプレイヤーが軒を連ねる市場で、ブックライブの強さは『深いマンガ愛』です。10周年にあたり、『心のそばにマンガや本があることで一人でも多くの人の人生を豊かなものに変えたい』と願うブランドコンセプトを込めてほしいというオーダーをうけました。議論を重ねる中、お客様だけでなく、物語を届けてくれた当事者であるキャラクターに社員が感謝を伝えることで、強みとコンセプトのどちらも届けるという企画に至りました」とコメントしている。