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UXライティングはバズワード?
マーケティング業界のトレンドは常に激しく変化していて、いつも新しい概念や言葉が生み出されています。最近の例では、DX(デジタルトランスフォーメーション)、AI(人工知能)、D2C(Direct to Consumer)などなど、これからも新しい言葉が生まれていくのでしょう。
【AIスタートアップ】と銘打っておきながら、「それはAIじゃないでしょ」と感じることも中にはあります。ある意味では「言ったもの勝ち」のような側面もあり、マーケティング業界はバズワードでできているといっても過言ではではないでしょう。すみません、それは言い過ぎでした。
そして、定義があいまいで、あまりにも広いニュアンスを含んでいるものもあります。たとえば、「ブランディング」。もともと、放牧している仔牛に焼き印を押すことで自分の牛と他人の牛を区別することが発祥とされていますが、◯◯ブランディングという言葉が生まれたり、コピーライティングやデザインを担当したことをブランディングと称したり、人によってブランディングの指している意味が違ったりしている現状があります。ある有名なアートディレクターが書籍の帯に「ブランディングという言葉を連呼するアートディレクターは信用してはいけない」と書いてありましたが、まさにこの言葉通りだと思います。