広報責任者の懇親会で少々気まずい思いをした話

かつて裁判で争った企業の広報とあわや遭遇

ダイヤモンド社を辞め、TBMに広報責任者として入社して約半年が経った。経済メディアの仕事を長くやってきたこともあり、企業広報の知り合いは多いが、その仕事内容については体系的に学んだわけではない。そこで、他企業の広報担当者と横のつながりを深めたいと考え、この春からある広報関連の団体に加入した。

先日、新規加入企業の広報責任者を集めた懇親会の案内が届いた。当初はリアル開催の予定だったが、新型コロナの感染者数が急増したこともあり、直前になってリモートに変更になった。

本来、直接顔を合わせないというのは、残念に感じるところだろうが、その決定に少しホッとしたことを白状しよう。というのも、同じ新入会のメンバーに、少々気まずい相手がいたのである。

その相手とは、「週刊ダイヤモンド」「ダイヤモンド・オンライン」で長きにわたり、その経営問題や幹部人事など多岐にわたる話題で厳しい記事を書き続けてきた企業の広報責任者である。

一連の記事の中では、訴訟に発展したものもあった。私のダイヤモンド・オンライン、週刊ダイヤモンドでの編集長在任時期を通じて約3年争い続け、結果的にはダイヤモンド側の勝訴に終わったが、相手にしてみれば憎き“敵”であろう。

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深澤 献(TBM ブランド&コミュニケーションセンター長)
深澤 献(TBM ブランド&コミュニケーションセンター長)

ふかさわ・けん/広島県出身。株式会社TBMのブランド&コミュニケーションセンター長。1989年ダイヤモンド社入社。『週刊ダイヤモンド』でソフトウェア、流通・小売り、通信・IT業界などの担当記者を経て、2002年10月より副編集長。16年4月よりダイヤモンド・オンライン(DOL)編集長。17年4月よりDOL編集長との兼任で週刊ダイヤモンド編集長。19年4月よりサブスクリプション事業や論説委員などを経て、22年2月に新素材スタートアップのTBMに転じる。著書に『そごう 壊れた百貨店』『沸騰する中国』(いずれもダイヤモンド社刊・共著)など。趣味はマラソン。

深澤 献(TBM ブランド&コミュニケーションセンター長)

ふかさわ・けん/広島県出身。株式会社TBMのブランド&コミュニケーションセンター長。1989年ダイヤモンド社入社。『週刊ダイヤモンド』でソフトウェア、流通・小売り、通信・IT業界などの担当記者を経て、2002年10月より副編集長。16年4月よりダイヤモンド・オンライン(DOL)編集長。17年4月よりDOL編集長との兼任で週刊ダイヤモンド編集長。19年4月よりサブスクリプション事業や論説委員などを経て、22年2月に新素材スタートアップのTBMに転じる。著書に『そごう 壊れた百貨店』『沸騰する中国』(いずれもダイヤモンド社刊・共著)など。趣味はマラソン。

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