オイシックス・ラ・大地は、同社が運営する食品宅配事業Oisix、大地を守る会、らでぃっしゅぼーやの商品やサービスを通して、1年間で約310トンの畑のフードロス削減を達成。さらに、2025年までにフードロスを年間1,000トン削減することを目標とすることを発表した。
同社は企業理念である「これからの食卓、これからの畑」を実現するためのサステナブルリテール(持続可能型小売業)戦略を策定。この戦略は顧客にサービスを提供する中で取得した需要情報と、産地と契約栽培する中で得られた食材の需給情報をマッチングし、食材を過不足なく調達する仕組みをつくることでフードロス削減を推進するというもの。つくり手、買い手の双方がフードロスに寄与するサービスを提供し、将来的なフードロスゼロを目指す。達成への取り組みの一環として、以下の4つの企画・サービスを実施している。
<フードロス削減に向けた企画・サービス>
・Upcycle by Oisix
りんごの芯やブロッコリーの茎など、加工現場で出る非可食部をチップスなどの商品にアップサイクルし販売。
2021年7月のサービス開始から1年で、46トンものアップサイクルを実現した。
・kit Oisix
未活用の食材を積極的に活用したミールキットをつくることで、フードロスを削減。シリーズ累計出荷数が1億食を超える、「Kit Oisix」シリーズで、サステナブルなミールキットを販売している。
・おたすけOisix
天候や災害などの影響で突然発生する規格外品や豊作品など、流通にのせにくい食品を販売するサービス。
2022年8月のサービス開始から10日で1万人が登録し、8商品で累積2.1トン以上を販売(8月12日時点)している。
・ふぞろいRadish
「らでぃっしゅぼーや」が展開する、つくり手の支援やフードロス削減を目的に、色、形、サイズなど多様なふぞろいの野菜や水産物を提供するサービス。生産者支援に繋がったフードロス削減量は約300トンに達した。
さらに2022年春、年間1,000トンのフードロス削減目標を加速させる「フードレスキューセンター」を新設。 不揃い品の加工や、非可食部のアップサイクル商品への転換、品質保持期限の延長など、産地や流通過程で生まれていたフードロス削減などが可能となり、さらなるフードロス削減を実現する見込み。「フードレスキューセンター」は2022年秋に本稼働予定で、2025年には本センターの稼働のみで年間1,000トンのフードロス削減達成を目指しているという。
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