メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×

福岡・高山・日田での活動を紹介する「牧野伊三夫展 塩と杉」、あの「きこりめし弁当」も限定発売

share

北九州市情報誌「雲のうえ」や東京ガスの企業広告で知られる画家・牧野伊三夫氏の展覧会「牧野伊三夫展 塩と杉」が、東京・三軒茶屋の生活工房ギャラリーにて開催中だ。


 

牧野氏は、多摩美術大学卒業後、広告制作会社サン・アドにデザイナーとして入社。1992年に退社後、画家として活動を開始、美術家たちと同人誌『四月と十月』を創刊。これまでに油彩、水彩、コラージュ、壁画、音楽家とのコラボレーションなどの作品を全国各地で発表している。
近年は、高山市の老舗家具メーカー 飛驒産業の広報誌の制作他、日田市の林業を応援する「ヤブクグリ」という会を発足。「いま、森を見よ!」をスローガンにかかげて行う、「林業体験弁当」の商品開発や家具づくりも行っている。本展では、牧野氏がその地域の人々の営みを見つめるなかから生まれたユニークな取り組みや活動を紹介する。
本展の展示は、「塩」と「杉」という2つのパートに分かれている。
展示前半の塩のパートでは、海辺の製塩所から生まれた新作絵本『塩男』(あかね書房)
を取り上げる。福岡県の糸島半島にある製塩所を取材して描いた同作のスケッチや原画
などの関連資料とともに、全長10mを超える壁画によって作品の世界を展示紹介する。
展示後半の杉のパートでは、岐阜県高山市の老舗家具メーカー 飛驒産業との取り組みと日田市の林業を応援する「ヤブクグリ」の活動を紹介する。

絵本『塩男』(2023年/あかね書房)表紙

大分県日田市で林業を応援する団体「ヤブクグリ」をテーマに制作した木版画/2014年

飛驒産業広報誌『飛驒』表紙/2011-2022年

 

「YAECA」と「メゾンはこしま」の布を座面にあしらった日田杉製のミシン椅子/2022年/ヤブクグリ生活道具研究室製品

 

会期中の6月10日には『塩男』のモデルとなった、福岡県の糸島半島にある製塩所「工房とったん」の平川秀一氏を、6月17日には大分県日田市から、日本初の林業体験弁当「きこりめし弁当」の製造販売を行う寶屋の店主・佐々木美徳氏とヤブクグリ事務局の黒木陽介氏を招いてギャラリートークを実施。10日には平川氏がつくる「またいちの塩」を、17日には 「きこりめし弁当」やヤブクグリグッズの販売も行われる。

展覧会の会期は、7月17日まで。また会期中、牧野伊三夫関連書籍をTSUTAYA三軒茶屋店(生活工房ギャラリー階下)にて販売する。

杉の丸太に見立てた牛蒡を小さな木製のノコギリで切って食べる日本初の林業体験弁当「日田 きこりめし」/2012年/(企画)ヤブクグリ生活道具研究室(販売)寶屋

※トークイベント

・製塩所「工房とったん」平川秀一氏
日程:6月10日(土)
販売:11:00~16:00
トーク:16:00~(約30分予定)
※事前申込不要

・寶屋の店主・佐々木美徳氏、ヤブクグリ事務局・黒木陽介氏
日程:6月17日(土)
販売:11:00~16:00
トーク:16:00~(約30分予定)※事前申込不要
※「きこりめし弁当」(1,380円)の販売は完全予約制(一人一個まで、数量限定、申込先着順)5月25日(木)12:00より、展覧会サイト内の申込フォームにて受付。

牧野伊三夫展 塩と杉
会期:開催中、7月17日(月・祝) まで
会場 生活工房ギャラリー(三軒茶屋・キャロットタワー3階)
時間:9時~21時 月曜休み(祝日は除く)
入場無料