集英社が運営する漫画アプリ「少年ジャンプ+」で連載されていて、2025年7月18日に最終回を迎えた怪獣バトル漫画『怪獣8号』。翌19日からのアニメ放送開始と、8月末にリリースを予定している「怪獣8号 THE GAME」の告知を兼ねて、プロモーションを展開している。
キーワードは「怪獣来ル」。現実世界に怪獣が襲来することを予期させるようなOOHを、東京都内で大田区や世田谷区、杉並区、練馬区、板橋区、北区を結ぶ環状8号線沿いの合計23箇所に掲出中だ。
まず環状8号線の小田急線千歳船橋駅付近に、怪獣に破壊されたかのような広告を提出。
破壊された痕跡が残るかのような和田ビル(世田谷区千歳台1丁目40-9)のOOH。
怪獣によって亀裂が入ったかのような高島氷室の看板(世田谷区千歳台1丁目39-12)。掲出はそれぞれ8月10日まで。
その周囲には、電柱広告も掲出。
また環状8号線沿いに位置する8駅にも、ポスター広告を展開した。
掲出駅は、高井戸駅、井荻駅、荻窪駅、羽田空港第3ターミナル駅、千歳船橋駅、八幡山駅、京急蒲田駅、田園調布駅。7月20日まで展開していた。
クリエイティブディレクターを務めた電通の花田礼氏は、「『怪獣8号 THE GAME』は、街に現れた巨大な怪獣を倒すゲーム。そのため『怪獣来ル』と書かれた怪獣警告看板をつくり、実際に怪獣が現れる世界線を表現しました」と企画の意図を語る。
OOHのデザインは、リアリティにこだわった。「壁が破壊されているように見える看板は、看板を実際の建物の色味に合わせたり、破壊された抜けの風景にリアリティを持たせたりするなど、アートディレクターの杦本(翔吾)さんを筆頭にデザインチームがこだわってくれました。また、これが実現できるサイズの環状8号線沿いの看板探しにも苦労しました」(花田氏)。
あわせてXでは、現実世界に怪獣が出現したかのような動画を投稿。7月15日から19日にかけて1日1本、計5本を公開した。
フォルティチュード:6.3
東京上空を飛行する翼竜系怪獣の群れを確認。
アニメ『怪獣8号』間もなく。
怪獣来ル── pic.twitter.com/0Vl79HYT8s
— 怪獣8号 THE GAME【公式】 (@Kj8_TheGame) July 15, 2025
公開後は、SNSなどで「アニメの世界観現実で表現してるの好き」「怪獣8号の壁広告すげえ。リアル過ぎて通報されそう」「散歩中に見つけた」といった反響が。コンテンツの世界観を現実世界に拡張した施策に話題が集まった。
スタッフリスト
企画制作
33+電通+iro+WENTZ
CD
野澤智信、花田礼
| 企画 | 廣畑功志 |
| AD+D | 杦本翔吾 |
| Pr | 日色裕樹、近藤青佳 |
| Pr(OOH) | 栗山太成、祐下芳輝、小林優奈 |
| CG | 上野慶介 |
| 撮影(掲出の様子) | 高橋正虎 |
| AE | 幸徳希、山﨑舞香 |






