自治体広報のやりがいは情報発信した反応が手に取るように分かること(愛知県東浦町・伊藤大輔氏)

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、地方自治体のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のスキル形成について考えているのでしょうか。本コラムではリレー形式で、自身の考えをお話いただきます。愛媛県内子町の山田史郎さんからの紹介で、今回登場するのは、愛知県東浦町の伊藤大輔さんです。
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伊藤大輔氏

愛知県東浦町役場
政策企画部政策課
広報広聴係長

第3次救急医療体制の総合病院にて退院支援などを行う相談員業務を経験後、東浦町役場に入庁。福祉課配属ののち愛知県派遣、愛知県健康づくり振興事業団派遣を経て、児童課、健康課に配属。健康課では介護予防業務のほか新型コロナウイルスワクチン接種業務に従事し、現在の広報担当へ異動。現部署の在籍は3年目。
広報ひがしうらは全国広報コンクール広報紙部門(町村部)で5度の入賞、愛知県広報コンクールでは7年連続入賞!5年連続で特選受賞中!東浦町公式LINEで毎月最新の広報紙をお届けします。(LINEID:@higashiura_aichi)

Q1:現在の仕事内容について教えてください。

愛知県東浦町は名古屋市中心部から約20kmに位置し、JR名古屋駅には電車で最短24分、中部国際空港セントレアには車を利用し20分ほどで行けるなど、交通の利便性に恵まれたまちです。歴史的には、徳川家康の生母・於大の方の生誕地として知られ、町内にはゆかりの史跡や伝統文化が残されています。都市近郊の快適さと歴史文化の魅力を併せ持つ、住みよさと誇りを感じられる地域です。

現在、所属している政策企画部政策課は本年4月の機構改革に伴い、政策、秘書、広報広聴を所管する課として新たに立ち上がりました。総合計画の推進を始めとした政策企画業務、町長の公務管理を行う秘書用務、町広報紙の発行や、報道、広聴業務などを所管しています。守備範囲の広い部署の中で広報広聴係の監督職として業務を行っています。

Q2:貴組織における広報部門が管轄する仕事の領域について教えてください。

広報広聴係の業務としては町広報紙の作成のほか、町の行事の取材、町公式ホームページ及びSNS(LINE、Xなど)の管理などの広報業務、報道発表や、町長定例記者説明などの報道業務、町長へ直接意見や要望を届けることが出来る「町長への手紙」事業などの広聴業務を所管しています。

Q3:ご自身が大事にしている「自治体広報における実践の哲学」をお聞かせください。

私も含めた本町の広報担当が大切にしていることを紹介させてください。

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