暴れ、吠える犬たちの「ドタバタ劇」 映像制作会社が予防注射の動画を投稿するワケ

暴れ、吠え、逃げ回り、愛らしい表情を見せる犬たちの「ドタバタ劇」を、富山県の北日本新聞社内にある映像制作会社「とやまソフトセンター」がYouTubeに投稿している。動画は、県内各地で実施される狂犬病集団予防注射の会場の様子。ただ、犬が注射を打たれるのだが、それぞれの犬の性格や飼い主との関係、そして、動物愛にあふれる様子が映されている。2025年末にはSNSで話題になり、登録者が急増。最近では、犬の絵を展示する美術館の担当学芸員ともコラボするなど、「犬の輪」が広がっている。

昨年末に話題になった動画。

「柴ドリル」「せわしない系」「たっぷりさん」と、犬への愛あふれる表現を込めた動画。同センターが予防接種の動画を投稿し始めたのは2021年のことだった。

注射のときに暴れる犬。

もともと20年以上前に、富山県内の1市2町が運営するケーブルテレビの番組制作を受託しており、春の集団接種の時期には接種の啓発などの目的から、事前告知や会場の様子をニュースに仕立てていた。その時すでに、ドタバタ劇の「醍醐味」は感じていたという。

コロナ禍だった2021年、新たな収益源としてYouTubeに着目。ある社員が狂犬病予防集合注射の様子を投稿する案を力説するも、周囲は冷ややか。リベンジ心に燃えて作ったのが、2011年と2013年の素材を再編集した「狂犬病予防接種会場のドタバタ劇」第1弾だった。

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