4月1日(水)発売!
月刊『ブレーン』2026年5月号
特集「プロダクトから体験へ「本」のある空間をデザインする」
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出版流通を取り巻く環境が大きく変化するなか、いま書店は「本を売る場所」から、人が集い、思考を深める体験の場へと進化しつつあります。その波は個人発の小規模書店だけでなく、街の大型書店にも広がりつつあります。AI が普及した現在だからこそ、余白を味わい、没入をもたらす「本」はプロダクトであると同時に新たな思考体験を呼び起こす装置となる可能性を秘めているのかもしれません。今回は、新価値創出へと挑戦する書店のプロジェクトに着目。クリエイターの視点も交えながら、「本」のある空間づくりを考えていきます。
特集のトピックス
▶「本で勝負する」覚悟が表れた 新たな書店空間
三省堂書店「神田神保町本店」
“本の街” 東京・神田神保町のランドマーク的存在である「三省堂書店 神田神保町本店」が3 月19日にリニューアルオープンした。ここで三省堂書店が目指すのは、「本との偶然の出会いを提供する場」だ。空間・サイン・体験を通して本との出会いを再設計したこのプロジェクトから探る、これからの書店の可能性とは。
▶“読む前後”までデザインできるか
知的興奮が沸き立つ書店
丸善ジュンク堂書店「magmabooks」
東京・虎ノ門に2025年4月に開業した、丸善ジュンク堂書店が運営する「magmabooks」。2 階の入り口から店内に足を運ぶと本棚がまるで森のように入り組んで並び、本の世界に迷い込んだかのような感覚を覚える。目指すは、「未知と出会い、新たな知を生み出す場」。読書の前後までを体験として据え書店の可能性を拡張しようとしている。
▶「本屋で、夜明けだ。」
書店が仕掛けたオールナイトフェス
紀伊國屋書店 新宿本店「KINOFES 2026」
2026年1 月31 日の夜から2月1 日の早朝にかけて、紀伊國屋書店 新宿本店でオールナイトイベント「KINOFES 2026」が開催された。書店という場を“フェス” として再解釈した試みだ。なぜ今、紀伊國屋書店がこの試みを実施したのか。そしてその成果は?仕掛け人たちの話から、これからの書店の可能性を探る。
▶“複合文化拠点”として書店を再定義
有隣堂の新たな業態
有隣堂「有隣堂 BASEGATE 横浜関内店」
3 月19日に開業した「有隣堂 BASEGATE 横浜関内店」は、ライフスタイルショップやレストラン、ギャラリー、コワーキングスペースなどを併設した有隣堂の新たな業態だ。“複合文化拠点” として、本屋の新たなあり方を模索している。
▶「文喫」史上最大店舗で挑む
「まちと書店の関係」の再構築
ひらく/文喫「BUNKITSU TOKYO」
「本と出会うための本屋」をコンセプトに掲げ、入場料のある書店として2018年に六本木に誕生した「文喫」。コロナ禍を経て、2025年9月には高輪に最大規模の旗艦店「BUNKITSU TOKYO」をオープンした。文喫を運営する、ひらくの取締役山元佑馬さんに話を聞いた。
▶24 時間営業や選書サービスも
変貌遂げる「透明書店」の今
「透明書店」freee がグループ会社を立ち上げ2023年4月から運営する「透明書店」は、売上や経営状況までも公開する“透明性”をコンセプトにした書店だ。その背景には、スモールビジネスへの理解と、偶然の出会いを生む場の価値がある。オープンから約3 年、運営を続ける中で見えてきた書店の可能性とは。
▶「読書を読了から解放する」
オンラインの“本のある場”
フヅクエ「Reads」
書店が「場」として再定義されつつある中で、その潮流はオンラインにも広がっている。フヅクエの阿久津隆さんが開発した読書記録SNS「Reads」は、読了や完成された感想を前提としない、新しい読書のあり方を提案するアプリだ。その先で目指すのは「気兼ねなくいられる場」としての読書体験。その思想と設計を紐解く。
▶クリエイターの本棚
倉成英俊/寄藤文平/渡辺潤平
あのクリエイターはどんな本棚と共に暮らし、どんなふうに使っているのだろう?編集部が気になる3 人に、そのユニークな本棚を写真と共に紹介してもらいました。
▶【寄稿】ブックカルチャークロニクル
「本のある場」の変容と行く末
三條陽平(ORDINARY BOOKS)
出版不況が叫ばれて久しい。しかしその裏側で、書店や本に関わる人々は、形を変えながら進化を続けてきた。大型書店からライフスタイル書店、独立系書店、さらにはブックフェアへ―― 。「本のある場」はこの20年でどのように変わり、これからどこへ向かうのか。書店や編集、ブックカルチャーの現場を見続けてきたORDINARY BOOKS の三條陽平さんが、その変遷と今後の可能性を紐解く。
青山デザイン会議
Vol.317
「ホラー、サスペンス映画 2020 年代の表現」
岩崎裕介×関友太郎・平瀬謙太朗(5月)×永江二朗
昨年夏の青山デザイン会議でも「令和のホラーブーム」について取り上げましたが、その勢いはまだまだ継続中。2026 年に入ってからも、新感覚のホラー・サスペンス映画が続々と公開されています。
今回集まってくれたのは、CM ディレクターとして活躍するほか、脚本・監督を手がけた自身初となる長編作品『チルド』(7月17日公開)を発表、今年2月には同作品でベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞した岩崎裕介さん。
「手法がテーマを担う」というコンセプトのもと佐藤雅彦さんとともに監督集団「5月」を立ち上げ、特殊な構造で“災い” を描く映画『災 劇場版』で監督・脚本・編集を務めた関友太郎さんと平瀬謙太朗さん。
ネットで話題となった都市伝説を映画化した『きさらぎ駅』をはじめ数々のホラー作品を手がけ、Chilla’s Art 制作の人気インディゲームを原作にした映画『夜勤事件』が公開中の永江二朗さん。なぜ今、ホラーやサスペンス映画が人気を集めるのか。話題の3 つの作品から、2020 年代の映像表現を掘り下げます。
4月1日(水)発売!
月刊『ブレーン』2026年5月号
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