横浜市が仕掛ける「コナン旋風」 映画公開で街全体を巻き込む聖地巡礼プロモ

劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」(東宝系)が4月10日、全国で公開された。今作は横浜を舞台に、史上最速(リミットブレイク)バトルミステリーが展開される物語である。この公開を記念し、作品の舞台となる神奈川県、特に横浜市では、横浜市、横浜市観光協会、一般社団法人横浜みなとみらい21、小学館集英社プロダクション、TOHOマーケティングなどが連携協定を締結し官民一体となった大規模なコラボレーション企画を実施している。これらの施策は、作品ファンによる「聖地巡礼」を促進し、横浜都心臨海部への来街者の回遊性を高めることを目的としている。

横浜市が仕掛ける多彩なコラボレーション、街全体で「コナン旋風」を創出

横浜市では、4月10日から7月31日までの期間、「劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』×横浜市」と題した様々な施策を展開する。これは、作品の主人公の一人である “風の女神” 萩原千速(はぎわらちはや)にちなみ、日本中にコナンファンと共に「コナン旋風」を巻き起こす宣伝企画「風のプロジェクト」の一環だ。

中心的な企画の一つが、「YOKOHAMAまち巡りスタンプラリー ―港町のコナン旋風―」である。MARK IS みなとみらいや横浜赤レンガ倉庫、横浜中華街、BASEGATE横浜関内など市内10カ所のスポットを巡りスタンプ(5つ)を集めることで、横浜限定のオリジナルノベルティが進呈される。ノベルティは、前半期間(4月10日〜5月31日)がステッカー、後半期間(6月1日〜7月31日)がクリアファイルと、期間によって内容が異なる。さらに、リアル脱出ゲームを制作するSCRAPとの連動謎解き企画も実施され、スタンプラリーを楽しみながら謎解きにも挑戦できる複合的なイベントとなっている。

また、「オリジナルステッカープレゼントキャンペーン」を大規模に実施する。横浜都心臨海部の約450店舗が参加し、対象店舗で指定メニューの注文やサービスを利用すると、限定のオリジナルステッカーがもらえる。ステッカーは横浜を背景にメインキャラクターが登場する特別仕様で、エリアごとにキャラクターが異なる全8種類のビッグサイズが用意されており、参加店舗数もステッカーサイズも文字通り「限界突破(リミットブレイク)」な企画となっている。

市内交通から景観まで、コナンがジャックする横浜の街

コラボレーションは市内交通機関にも及ぶ。ベイエリア周辺の市営交通が乗り放題となる観光1日乗車券「みなとぶらりチケット」は、オリジナル描き下ろしイラストを使用した特別デザインで登場する。紙券・デジタル券ともに、スタンプラリーの期間に合わせて第1弾・第2弾の2種類のデザインが展開され、価格は大人700円、小児350円で販売される。

さらに、連節バス「ベイサイドブルー」には特別デザインのラッピングが施され、1台限定で運行する。車内もコナン一色の特別仕様となり、乗車するだけで作品の世界観を堪能できる。観光スポット周遊バス「あかいくつ」と「ベイサイドブルー」では、江戸川コナンによる「次、停まります」という特別降車アナウンスが期間限定で放送され、ファンにとっては聞き逃せない演出となる。

横浜の景観を象徴する施設でも特別な企画が用意されている。よこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」では、4月10日から19日までの期間限定で、作品とコラボしたスペシャルライトアップ演出を実施。また、横浜港の夜を彩る5分間の花火「YOKOHAMA NIGHT FLOWERS × GREEN × EXPO 2027」では、4月11日に名探偵コナンをイメージした特別コラボ花火が5分間打ち上げられる。

市内各所では、作品の主題歌であるMISIAの新曲「ラストダンスあなたと」が、コナンのスペシャルメッセージ付きで放送される。桜木町とみなとみらい地区を結ぶ動く歩道や屋外デジタルサイネージなども期間限定で作品仕様にドレッシングされ、街全体がコナン一色に染まる。

コレットマーレ外壁(4月1日〜5月31日)や動く歩道フラッグ(4月6日〜4月23日)、クロスゲート大型懸垂幕(4月7日~5月6日)にて横浜都心臨海部全域で展開される屋外広告(OOH)

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