アサツー ディ・ケイ(ADK)は14日、2011年1月~12月期の連結業績を発表した。それによると、売上高は0.2%増の3471億1100万円、営業利益は175倍の38億5200万円、純損益は22億9300万円の黒字(前期は46億5600万円の赤字)だった。2010年12月期は早期退職の募集などに伴う特別退職金などで純損失を計上したが、前期はデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)の株式売却益を計上するなどし増益に転じた。
前半は東日本大震災の発生とサプライチェーンの寸断による広告主の出稿抑制傾向を受けたが、後半に出稿意欲が急回復し前年度並みの売り上げを確保した。もっとも、国内外の子会社は増収となったが、ADKの単体売上高は1.3%減(3018億7800万円)だった。
広告業売上高の内訳は、主力のテレビ(0.2%増)のほか、ラジオ(12.2%増)、制作その他(9.0%増)が前年度を上回った。テレビスポットの広告主では、「薬品・医療用品」「飲料・嗜好品」などの出稿が増加したが、「情報・通信」「化粧品・トイレタリー」などが減少した。一方、雑誌(12.7%減)、デジタルメディア(7.1%減)、新聞(3.9%減)などは前年度を下回った。デジタルメディアは「化粧品・トイレタリー」「食品」などは増加したものの、「情報・通信」「趣味・スポーツ用品」などの出稿は減少した。
2012年12月期の連結業績予想によると、売上高は前期比1.4%増の3520億円、営業利益は1.2%増の39億円、純利益は30.8%増の30億円を見込んでいる。
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