「IP起点の事業開発はエンタメに限らず、企業ブランディングを牽引する重要戦略」 大広がエスアイエーメディアに出資した背景

少数精鋭のIP開発支援&IP収益化拡大スタジオへの進化を構想

大広は5月11日、ブランデッド・エンタテインメント事業を手がけるエスアイエーメディアに出資したことを発表した。日本発IPのグローバル展開や、ブランドとIPの新しい関係性の構築、クリエイティブとIP事業が連動する新たなエコシステムの創出に取り組むとしている。エスアイエーメディアは将来的に、少数精鋭のIP開発支援&IP収益化拡大スタジオへの進化を構想しており、大広はその初期実働パートナーとして参画する。

集英社、サントリーホールディングス、及びハリウッド大手CAA(Creative Artists Agency)との合弁事業であるCaravan Japan、そしてIconic Artsといった日本や米国の強力なパートナーシップを基盤に、コンテンツ制作のみならず、インフルエンサーとの共創を通じた多角的なIP展開を推進するとした。

IPを “創って終わり” ではなく、“育ち続ける事業資産” として成立させる

近年、コンテンツ・IPを起点とした事業開発は、エンタテインメント領域に限らず、企業ブランディングや事業成長を牽引する重要な戦略として注目されている。

一方で日本においては、IP原作開発、契約・権利設計、グローバル展開、継続的な収益化といった各工程が分断され、IP開発から収益化までを一気通貫で推進する体制づくりが構造的な課題となってきた。

本出資により、この課題を解決すべく、IPを “創って終わり” ではなく、“育ち続ける事業資産” として成立させる新たなスキーム構築を目指すという。

大広、エスアイエーメディアそれぞれは、本件について以下のようにコメントしている。

「素晴らしい世界観を持つブランドとクリエイターが共創し、ファンを熱狂させる。そんな未来を実現すべく、エスアイエーメディアを立ち上げました。ブランドへは、生活者が自ら熱狂する『最高のブランド体験』という新たな解の提供を目指します。同時に、クリエイターやインフルエンサーの情熱が『短期間で消費される』現在のSNS上のコンテンツエコシステムをアップデートし、一過性のバズではなく一生モノのIPとして愛されることで、才能が正当に報われる環境を創りたいと考えています。大広様と共に、日本発のブランドIPの価値をグローバルに発信し、クリエイターがより一層の誇りを持てる社会にむけて貢献してまいります」(エスアイエーメディア 代表取締役 萩原 穣氏)。

「大広が目指すのは、企業の課題解決を超えた『事業成長』の実現です。エスアイエーメディアが持つコンテンツ開発力とグローバルネットワーク、そしてクリエイターとの信頼関係は、これからのブランド体験に不可欠なピースだと確信しています。今回の提携を通じ、ブランドとファンが物語を通じて深くつながる、新しい市場を共創してまいります」(大広 GXU(グロースクロスユニット) 局長/グロースマネジャー 濱口隆義氏)。

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