統合プロモーション企画制作会社のテー・オー・ダブリュー(以下、TOW)は、グループ5社横断部門「リアルエンタメユニット」を2026年7月1日より設立する。グループのパーパス「新しい時代の体験を創る」の実現に向けた取り組みだ。
近年、広告・マーケティングのデジタル化・AI活用が加速する一方で、デジタルとリアルをシームレスに使い分ける生活者の動きが定着しつつある。また、IPコンテンツやスポーツ、音楽など熱量の高いエンターテインメントが消費活動に大きな影響を与える傾向が強まっている。TOWグループは、こうした広告・マーケティング市場とエンターテインメント市場の近接化を追い風として捉え、体験デザインを起点にプロモーション領域とリアルエンタメ領域を横断する「エクスペリエンス・パートナー」を目指すとしている。とりわけ、エンターテインメントの魅力によって人を惹きつけ、生活者が能動的に時間や対価を使って参加し、共感や熱量が広がっていく「リアルエンタメ領域」の拡大を、次なる成長の柱と位置づけているという。
5つの重点テーマ、最大の成長分野はIPコンテンツ
同ユニットが注力する重点テーマは、特に成長ポテンシャルが高くリアル体験が重要である①IPコンテンツ、②音楽、③スポーツ、④食、⑤都市・商業施設の5分野。
ゲーム、アニメ・漫画、お笑い・芸人、YouTuber、VTuberを含む「①IPコンテンツ」は、ステージ・物販を楽しめるファンイベントなどリアル体験との相性が極めて高く、生活者の能動的な参加と消費を牽引する最大の成長分野としている。
「②音楽」は、音楽ライブが生み出す熱狂を中心に、音楽フェスからアーティスト・アイドルを活用したイベント・プロモーションまで、協賛やコラボレーションなど広告・マーケティングと相性の良い分野として位置づけるという。
また「③スポーツ」は、スタジアムやアリーナで繰り広げられる国際的スポーツイベントやプロスポーツチームが持つ熱狂と集客力から、企業の注目度も高いとしている。「④食」は、フードフェスやポップアップショップによる集客が見込める定番分野。「⑤都市・商業施設」は、インバウンド需要へのブランディング強化や商業施設の集客に向けて、リアルエンタメ領域における共創パートナーとしての関係構築を図るとしている。
これら5分野において、同社グループが広告市場で培ってきた体験デザイン力とイベントプロデュース力を活かし、プロモーション型から事業・興行型まで多様なリアル体験の創出に取り組む方針だ。

