コクヨは5月20日、メガネブランド「Zoff」を展開するインターメスティックと共同開発した「Zoff×Campus」コラボアイテム全5種を発売した。本コラボのテーマは「休むことも、まなびのうち」。学生の視力低下を背景に、集中力や効率化を正面から訴求するのではなく、あえて勉強中の「on」と「off」の切り替えを文具の使い方に組み込んだ。
ラインアップはノート、ペンケース、消しゴム、ポーチ、ドライシートの全5種
「休み」を学習に組み込んだ勉強道具
学習関連の市場では、集中力や効率化を訴求する商品が多く見られるが、コクヨは学習を続けるための「目を休める行動」に焦点を当てた。背景にあるのは、学校の授業や自学自習でもPCやタブレットを見る時間が増え、休憩中にもスマートフォンを触る現代の学生の環境だ。文部科学省の資料でも、裸眼視力1.0未満の子供の割合は増加傾向にあるとされている。
マーケティング部 広報担当の服部慎吾氏によれば、同社の調査で「長時間の勉強の後、目が疲れたと感じたことがある」と答えた人が80%以上に上る一方、「勉強の合間に、目の疲れを取る工夫をしている」人は30%にとどまったという。
「勉強で目を酷使していながらケアできていない現状があり、それが集中力を阻害する要因になっている」と服部氏は語る。学生のまなびを支えるブランドとして、この状況にアプローチする価値があると判断した。
本に載せると「on」、外すと「off」
今回の象徴的な商品が「限定キャンパス 本に寄り添うペンケース<Zoff>」だ。底面が開いた形状で、教科書や参考書の上に載せると開いた状態を保つことができる。ペンケースを載せて本を開いている時間は「on」、外すと本が自然に閉じて「off」になる。物理的な動作によって、勉強と休息の切り替えを促す設計だ。
そのほか、ノートの表紙裏には「Zoff アイケア体操」を掲載し、消しゴムのスリーブには「offメッセージ」を入れるなど、ラインアップ全体に「目をいたわるoff」の要素を取り入れた。一方で、コクヨの代表的商品をベースにCampusらしさを出すことや、Zoffらしさとのバランスも意識しながら企画を具体化したという。

