「PUBG」などのタイトルを展開する韓国のゲーム会社KRAFTONは7月29日、2026年第2四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比94.9%増の1兆2902億ウォン、営業利益は同67.0%増の4109億ウォン。いずれも第2四半期として過去最高を記録した。
成長を牽引したのはPCゲームだ。PCの売上高は前年同期比155.1%増の5604億ウォンとなり、第2四半期として初めて5000億ウォンを突破した。
中でも業績に寄与したのが、2026年5月に早期アクセス版を発売した海洋サバイバルゲーム『サブノーティカ2』。発売から22日間で累計販売数500万本を超えた。KRAFTONは今後、ユーザーコミュニティからの意見とゲームの完成度を重視しながら正式リリースに向けた運営を続け、「サブノーティカ」をフランチャイズIPとして育成する方針だ。
主力の「PUBG IPフランチャイズ」も、第2四半期の売上高が前年同期比25%増となった。PC版『PUBG: BATTLEGROUNDS』では、「Xeno Point」や「PAYDAY」といった新たなゲームモードを展開。モバイル版の『PUBG MOBILE』と、インド向けの『BATTLEGROUNDS MOBILE INDIA』も成長を続けた。
KRAFTONは「PUBG」を、単体のゲームタイトルから、多様な遊び方やコンテンツが集まるプラットフォームへと拡張する。『PUBG MOBILE』では、ユーザーがマップなどを制作できる「World of Wonder」を2023年から展開。今後は創作ツールを強化するほか、「NARUTO-ナルト-」や「スパイダーマン」といったグローバルIPを活用したユーザー生成コンテンツを増やす。
さらに、新通貨「WOWトークン」を導入し、制作されたマップ内での購入やクリエイターへの報酬機会も拡大する計画。ユーザーによる創作活動が新たなコンテンツとプレイを生み、それがさらに参加者を呼び込む循環の構築を目指す。
2026年下半期には、自動車ブランドやK-POPアーティストに加え、グローバルアニメーションIPとのコラボレーションも進める。8月にドイツで開催される「gamescom 2026」では、「PUBG IP」を基盤とする新規プロジェクトをはじめ、『NO LAW』『Project ZETA』『Age Twisters』『TARAE: The Unbound』の5タイトルを公開する予定だ。
既存タイトルをコラボレーションやユーザー生成コンテンツによって長期運営しながら、『サブノーティカ2』をはじめとする新たなIPをフランチャイズへ育てる。今回の業績からは、複数のIPを継続的に成長させるKRAFTONの戦略が成果につながり始めていることがうかがえそうだ。

