訪日客の消費額、台湾が中国を上回り首位に 買物代は6109億円、全体の27.7%

観光庁は10月21日、2026年7~9月期の「インバウンド消費動向調査」(1次速報)を発表した。訪日外国人旅行消費額は前年同期比3.2%増の2兆2076億円。国籍・地域別では、前年同期に中国に次ぐ2位だった台湾が3818億円で首位となった。費目別では買物代が6109億円となり、消費額全体に占める割合は前年同期の25.7%から27.7%に上昇した。

【旅行消費額】台湾は26.2%増、中国は39.8%減

国籍・地域別の旅行消費額を見ると、台湾は前年同期比26.2%増の3818億円で、全体の17.3%を占めた。中国は同39.8%減の3583億円となり、構成比は前年同期の27.8%から16.2%に低下した。

続いて韓国が同45.8%増の2938億円、米国が同9.1%増の2409億円、香港が同37.1%増の1555億円。前年同期との比較では、韓国が米国を上回り3位となった。

【買物代の総額】1人当たり支出は中国が最多

費目別の消費額は、宿泊費が7778億円で最も多く、全体の35.2%を占めた。次いで買物代が6109億円、飲食費が5058億円(構成比22.9%)となった。買物代は前年同期の5503億円から606億円増加した。

買物代を国籍・地域別に見ると、中国が1438億円で最多。台湾が1307億円、韓国が783億円、香港が539億円、米国が473億円と続いた。旅行消費額全体では台湾が首位となった一方、買物代では中国が上回った。

クルーズ客を除く一般客の1人当たり買物代も、中国が11万7662円で最も高かった。

訪日客数は減少、1人当たり支出は増加

同期の訪日外国人旅行者数は、クルーズ客を含む全体で前年同期比4.8%減の964万5000人だった。一方、一般客の1人当たり旅行支出は同6.1%増の23万3677円となった。

中国の一般客に限ると、旅行者数は同49.8%減の121万1000人だったが、1人当たり旅行支出は同22.1%増の29万4560円。訪日客数が減少する中で、1人当たりの支出は増加した。

なお、同調査の訪日外国人には、観光・レジャーに加え、業務や親族・知人訪問などを目的とする旅行者も含まれる。今回公表された数値は1次速報値。

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