
東急ハンズ 緒方さん
今回は国内でも早い時期からツイッターを活用している東急ハンズに伺い、 ITコマース部 EC企画課の緒方恵さんにツイッター運用の秘訣も含めたお話をお聞きしました。
始めるにあたり、「お金がかからない」点を強調した
――ツイッターを始めたきっかけを教えてください。緒方
本格的に運用を開始したのは2009年7月のことです。当時はまだ国内で企業がツイッターを活用している事例が少なく、手探りで運用の最適化を模索していました。
影響を受けたのは例えば海外の事例で、オバマが選挙で活用して大成功を収めたというニュースを見ていたり、すでに個人的に利用していた社員もいたので「これは面白いんじゃないか」と思ったのがきっかけですね。
東急ハンズはいわゆるマス広告はほとんど行っておらず、お客さまへ商品やサービスをお知らせするツールや方法は新聞の折り込みチラシや店頭での告知以外では、ダイレクトメールやEメールが主流でした。
現在Eメールは一配信で約90万通を送信しているのですが、それに変わる・補うプッシュツールとして活用できるのではないか、と期待はもちろんしました。全店で約60万点ある商品も、チラシやメルマガで紹介できるのはごくわずかですので。
とにかく、「とりあえずやってみよう」という実験の意味合いも多く含む形で始まった、というのが実際のところですね。