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ネットで売れる戦術 第3回 “フォーム一体型”のランディングページは最強――「販促会議1月号」より

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文:売れるネット広告社 代表取締役社長 加藤公一レオ氏

インターネット上でモノを売る際、ランディングページを作り、ユーザーの興味を引きつける必要がある。今月号より、九州で一貫してダイレクトマーケティング型ネット広告に従事する、売れるネット広告社の加藤公一レオ氏が良いと考えるランディングページを紹介してもらい、その良さを客観的に解説してもらう。

第3回はランディングページからの申し込みについて解説する。

(ここでは、雑誌販促会議1月号に掲載している第3回の全文を掲載します。)

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最近は多くの広告主がネット広告を行う際にランディングページを制作しているが、90%以上の広告主が大きな間違いを犯している。せっかくランディングページを制作したにもかかわらず、“注文アイコン”を押した瞬間から本サイトの“ショッピングカート”システムにつなげてしまっていることだ。おそらく「せっかく本サイトのショッピングカートシステムがあるのでそれを使おう」という判断なのだろう。

ただし、ズバリ言うとショッピングカートはランディングページとの相性がものすごく悪い!

そもそもショッピングカートとは自ら検索して「本サイト」に訪れてくる優良顧客向けのシステムである。そういうお客さまに複数の商品を買わせるための“カート=カゴ”である。

ただし、ネット広告から誘導するランディングページに来る新規顧客は複数の商品を買わない。例えば“商品A”でネット広告を打った場合、ズバリ99%のお客さまはその“商品A”しか買わない。商品B や商品C を買うことはまずないのである。そんなお客さまに対して“カゴ”を渡しても意味がない。むしろ戸惑うだけだ。

さらにショッピングカートにはもう一つ大きな問題がある。それは、日本の平均的なショッピングカートはランディングページから注文完了までに平均的に“ 八つ”のページ遷移があるということだ。つまり、せっかくお客さまがランディングページでその商品に興味を持ったとしても、その後、ショッピングカートにて届け先の入力や、支払い方法の選択などを含め“八つ”ものページを遷移しないと注文を完了することができない。

注文完了までに遷移するページが多いと何が起きるかというと、せっかく広告とランディングページで高めたお客さまの商品の購買意欲が急激に冷めていく。そしてページ遷移が進むたびにバケツの穴から水が漏れるように、どんどんお客さまが離脱していってしまい、誰も注文完了ページまでたどり着かないのだ。 (次ページへ続く