消費者が実店舗で品定めをしたのちネットで購入する「ショールーミング」の経験者は16%——リサーチ会社のクロス・マーケティングは15日、こんな調査結果を発表した。1年以内の購買行動について聞いたもので、経験者のうち30%は「この買い方でよく買い物をしている」と答えた。
製品カテゴリー別に見ると、オーディオ機器やデジタルカメラ、生活家電など「家電量販店系アイテム」や「書籍・雑誌」などが多く、「化粧品」や「ファッション関連」が続いた。販売価格が一律の「書籍・雑誌」が上位に挙がっていることから、必ずしも節約目的で行うわけではないことが読み取れる。
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ショールーミングの買い物価値について合理的・打算的側面から聞いたところ、経験者の56%が「節約」を挙げた。また頻繁に行う層ほどその傾向が高かった。一方、快楽的側面からは、「楽しさ」「面白さ」「喜び」を感じている層が多かった。また、経験者の47%がショールーミングを続けると回答した。
全体の84%に上る「ショールーミング未経験者」にその理由を聞いたところ、「実店舗で買えば、すぐ持ち帰れるから」(62%)、「実店舗で買えば、すぐにその商品を使えるから」(61%)などが上位に挙がった。「実店舗のポイントをためているから」「実店舗の雰囲気が良いから」「選んだ店舗で買わないと罪悪感を感じてしまう」といった回答も少数ながらあった。
調査は9月18日から23日にかけて、全国の20~69歳男女を対象にインターネットで行い、6万5000人から回答を得た。
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