原作コミックと映像コンテンツの相乗効果狙う
フジテレビは2日、動画配信サービス「フジテレビオンデマンド」で、電子コミック販売を始めた。民放としては初の取り組みで、主眼はドラマやアニメ番組の原作コミックの配信。「番組をきっかけとした原作購入」「原作ファンの番組視聴」といった各コンテンツの相互乗り入れを促し、他サービスとの差異化を図る。第一弾として、「ONE PIECE」「ドラゴンボール」など約1万タイトル、計4万冊分を配信する。
実写ドラマ・アニメ化し、劇場公開をひかえる「信長協奏曲」や、映画公開中でスピンオフ作品が発刊された「PSYCO-PASS サイコパス」など、メディアミックス作品6タイトルには、特集ページを設けた。またお笑い芸人のケンドーコバヤシさん出演のCS番組との連動を皮切りに、テレビ番組との共同企画も実施する考え。
「フジテレビオンデマンド」の会員数は非公表だが「閲覧数と共に堅調に増えており、事業としての成長軌道に乗り始めた。スマホからの視聴ユーザーも伸びてきている」(フジテレビ)という。
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