全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会(以下、全かま連)は、かまぼこ900周年プロジェクト「KAMABOKO ROAD TO 1000」を開始。その機能価値を訴求するWebサイトを公開した。
かまぼこが初めて文献に登場したのは今からちょうど900年前の平安時代、1115年(永久3年)7月21日。つまり今年で900周年になる。歴史のある食べ物である一方、その消費は減少の一途をたどっている。そこで、全かま連では「かまぼこ900周年」という節目を、ただ過去をふり返り祝う1年でなく、1000周年という未来に向けた100年の初めの1年ととらえ、100年後の目標を策定した。そして、全国のかまぼこ製造・販売店と共に目標を実現するプロジェクトとしてスタートしたのである。
制作にあたり、まず全国のかまぼこ製造・販売店を対象にアンケートを実施。100年後どうなっていたいか、業界に対して感じることなどを集め、要望の多かったものを、100年後の目標に設定。そして、「かまぼこは地球を救う」「かまぼこ職人は、ハリウッドスターより人気に」「かまぼこはスーパーモデルの必需品に」などの一見荒唐無稽な目標を立てた。「インナー向けプロジェクトでありつつ、一般の方にも楽しんでもらうために、とにかく極端な目標に設定しました」(電通 尾上永晃さん)。
サイトでは、ルミネの広告などで知られるアーティスト シシヤマザキさんのアニメーションで100年後のかまぼこの未来、そしてそのとき実現しているであろう目標を表現。音楽はomake-clubというレーベルのUKRさんが制作しており、サイト全体が従来のかまぼこのイメージを覆すものになっている。
今後、「KAMABOKO ROAD TO 1000」は冊子にし、全国のかまぼこ製造・販売店に配布予定。
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