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フジの3D連ドラ、実現は制作主導で

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フジテレビジョンとソニーは2011年1月19日、3次元(3D)映像の連続ドラマ「TOKYOコントロール」をスカパー!の3D専門チャンネル「スカチャン3D 169」で放送開始する。通常の2次元版はフジのCS放送・フジテレビNEXTでも同日、時間差を設けて放送を始める。「TOKYO~」は航空管制官の奮闘を描く同局のオリジナルドラマ。

作品の3D化には制作スタッフが大きな役割を果たした。第1話の制作を進めている中で、管制室のセットや物語のシチュエーションが3Dドラマとして成り立つと確信、ソニーへの企画提案に至った。企画は「世にも奇妙な物語」などを手がけた小牧次郎氏。同氏が「3Dでぜひやりたい」と声を上げたという。ソニー側も「3D対応テレビの拡販を背景に、各局とコンテンツ制作の協議を進めている」(広報)経緯があった。

フジテレビのドラマ制作センターからは「ウォーターボーイズ」の関口大輔氏や、演出家の成田岳氏が参加した。関口氏らは制作にあたって、米ハリウッド(カリフォルニア州)へ映画「アバター」の3D制作チームにアドバイスを受けに行く力の入りぶり。ソニーは、撮影機材や編集室の提供だけでなく、映像エンジニアなどスタッフ面でも協力する。

ソニーは今回のドラマに限らず「3Dコンテンツは、放送後にも配信したり、より多くの方に見ていただく機会を作れるよう検討を進めている」(広報)。