アーティスト向け新ビジネスモデル「オープンド・アーティスト・システム」

低迷する音楽業界を改革すべく「オープンド・アーティスト・システム(OAS)」を発案し、株式会社ワールドスケープを設立したバンド「メリディアンローグ」の3名が、同システム導入のためのサイト『フリクル』を5月2日にオープンします。

オープンド・アーティスト・システム(OAS)概要

「メリディアンローグ」の3名が実際に音楽活動を通じて感じた、“ほとんどのアーティストは、どんなに素敵な音楽を作っても、全然収入が得られない、生活のために別の仕事をしながら合間に音楽活動をするしかない”という、これまでの音楽ビジネスのモデルを変えようと、発案された新しいビジネスモデルです。

「オープンド・アーティスト・システム」発表ページ
http://meridianrogue.com/pc/oas.html

OASのポイント

音源は、メルマガを使って無料配信する。音源で稼ぐという考えは捨てる
無料メルマガを活かして口コミを発生させながら情報をリーチし、ライブ集客やグッズ販売で利益を上げる
規模がある程度に達したら、CD/DVDの無料送付、ライブ無料招待などの手厚い特典を用意した有料ファンクラブにシフトさせて定期収入を得る。CDはグッズとして扱う

以上のような、これまでとは異なる仕組みによる音楽ビジネスのモデルです。バンド「メリディアンローグ」がサイト上で発表したこのモデルは、ネット上で話題を呼び、Twitterにてジャーナリストの津田大介氏や佐々木俊尚氏などに肯定的にリツイートされ拡散しました。

その後、ITmediaNEWS、日経産業新聞など数多くの媒体にも取り上げて頂きました。

『フリクル』概要

※画像をクリックするとサイトが表示されます。

アーティストとリスナーをダイレクトにつなぐ為のサイトです。OASを導入したいアーティストは、『フリクル』でアーティスト登録をします。登録すると、メルマガを発行することができるようになります。
リスナーは『フリクル』に登録し、気になるアーティストを探して「メールマガジンに登録」をすると、そのアーティストの新曲が「メールで」「定期的に」「無料で」もらえます。

この仕組みにより、アーティストは自分に興味を持つリスナーへ曲を届けることができ、興味を持ってもらい、「ライブに行きたい」「友達にすすめよう」と思うファンが増えるきっかけとすることができます。

『フリクル』のサービス

アーティスト向けサービス

音源送付機能のついた無料メールマガジンが発行できます。パソコンでもスマートフォンでも携帯でも音源が聴け、リスナーの受信媒体を問いません。
プロフィールページが開設され、音源を試聴させたり、メルマガ読者を募集したりすることができます。
自分以外のアーティストが発行しているメールマガジンに、自分の音源紹介を掲載することができます(2011年5月サービス開始予定)。
読者数が一定数まで増えた際のオプションサービスとして、無料配信が終了した過去の楽曲をiTunesStoreなどの大手配信サイトに流通させ、有料販売することができます(2011年5月サービス開始予定)。
読者数が一定数まで増えた際のオプションサービスとして「プレミアム・サポーター制度」と呼ばれる有料ファンクラブの運営ができます。アーティスト側は事前に取り決めた特典商品を定期的に用意するだけで、月額会費の決済・顧客情報の管理・特典商品の梱包と郵送などは『フリクル』が代行します(2011年6月サービス開始予定)。