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富士フイルム、社員の節電への取り組みを紹介―CSRグループ発のテレビCM

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富士フイルム「アイス・チャレンジ節電」編より

富士フイルムホールディングスは、国内グループ社員の各家庭における節電への取り組みを紹介するテレビCMを18日に放映開始する。

同社研究員の田中誠二氏が出演し、使っていない部屋の電気を消すなど、自宅における節電への取り組みを再現した。田中氏は、2009年に放映した同社の企業広告「世界は、ひとつずつ変えることができる。」シリーズ「デジタルカメラEXRセンサー」編にも、「カメラのレンズの性能を、人間の目の機能に近づける」という挑戦に取り組む社員として出演した。当時行った、出演候補者の面談の結果、「目に力があり、CMのテーマにぴったり」ということで選ばれた。

今回のCMの冒頭では、当時のCMの一部が使用されている。会社での「デジタルカメラ開発」と家庭での「節電」の2つの挑戦を対比しながら、「世界は、ひとつずつ変えることができる。」という同社グループの姿勢や思いを表現した。

CMは、同社が全社一丸となって地球温暖化対策を推進するために2008年から実施している「アイス・チャレンジ」の活動の一環として制作された。同社社員約4万人とその家族に対し、各家庭においてCO2削減に取り組むことを推奨する活動で、総務部CSRグループが主導している。2010年までの3年間の活動では、節電のほかにも、自動車での移動を控えるなど、CO2削減につながる行動を広く対象としてきたが、東北・東京電力管内の電力不足という状況を受け2011年はチャレンジの内容を節電にしぼりこんだ。

これまでは、社内イントラやチラシ・ポスターの掲出などで社員のみに向けてチャレンジの告知・浸透を図ってきた。特設Webサイトを開設したり、CMを放映したりと対外的に発信するのは今年が初めてだという。「本業と同様にCSR活動にも力を入れる当社の、節電への姿勢・取り組みを伝えることで、世の中の節電ムードを少しでも高めることができれば」(同社・コーポレートサポート部担当者)との思いから、今回の対外的な発信に至った。