コラム

若手起業家、世界一周へ

世界に広がるSUSHIの立役者は中国人? SUSHIに続く日本の食は?

share

現在、欧州ベルギーに滞在しています。この前はドイツに滞在していましたが、ドイツもベルギーもビールが美味しくて安い!レストランでは水を頼むよりもビールのほうが安いというから不思議。

スーパーマーケットでは瓶ビールが1本100円以下で購入できるのが当たり前な国です。ドイツでは瓶には換金制度が導入されており、ひとつの瓶が20円程度。スーパーマーケットなどで換金可能です。そのために、ドイツ人が公園で呑み終わったビールを放置しても、それをお金のない人たちが回収して、換金しているという流れが出来ています。ペットボトルも同様のシステムです。これはなかなか面白いなと思いました。

おっと……ちょっと脱線してしまいました。

さて、旅をしていると気づくのですが、どこの国にでも日本料理は広がっています。特に寿司に関してはその勢いはとどまることを知りません。寿司を提供している飲食店が無い国は、もはや世界ではかなり少数派なのではないでしょうか?

国によっては、「え!? こんなに日本料理を出してくれるお店があるけれど、ここにこんなに日本人住んでいたっけ?」と思わされることも少なくありません。特に中南米でも寿司が広がっているとは事前に想像出来なかったために驚きでした。大きな都市にはほぼ必ず寿司レストランや、日本料理レストラン、日本料理を扱うアジアレストランが展開されています。本当に世界のスタンダード料理のひとつとして認識されているのです。


※ブラジルのアジア系レストランで出てきた日本語版メニュー。”冷却したサラダ”には唖然…。


※フィリピンにてチェーン展開している日本食レストラン”テリヤキボーイ”。
和訳は何故か”少年・太った”。オーナーはスペイン系だそうです。

しかしながら、その多くは日本人の手によってではなく、現地在住中国人や外国人の手によって広がっています。アジア系のレストランで日本語メニューが用意されていると思って、日本人が店舗運営に携わっているのかなと嬉しく思うと、メニューの表記が、日本人が考えたにしては明らかにオカシイものも……。

こういった場合、店長やオーナーは日本人ではないことが多いです。日本人なら通常は間違った日本語をそのまま利用しないですからね……。

実は世界中でこういったお店が非常に多いです。特に多いのは中国人経営の寿司レストランや、アジア系レストラン(日中韓ミックスなど)。純粋な日本料理レストランは多くの場合、日本人が経営していますが、そう数は多くありません。

日本が世界に誇る寿司文化は、多くの国で日本人よりも中国人を始めとする外国人が広げています。
なかなか海外に根付いて商売をすることが少ない日本人と、ドンドン国外に新たな生活を求めて飛び出していく中国人では、その勢いに大きな差があります。その中国人が流行し始めた寿司を、世界中に展開・定着してくれているのではないかという考え方もできます。

日本の食文化の代表である寿司が、日本人の手ではないところで広がっていくことについて残念と思う人もいるかもしれません。ですが、イタリア料理やフランス料理も、日本人やその他の外国人の手によってレストラン展開されているのが現代です。そう考えると、お互い様のような感覚もしてきます。これは食文化普及のグローバル化なのでしょう。

今後は寿司を先頭にして、食材問題はあるとしても、日本全体で次に続く日本料理を世界に拡げていく絶好のチャンスであることには間違いありません。飲食店を経営している皆さんは是非とも、海外での展開を今後視野に入れてみてください。日系人が多いブラジルや、駐在員の多い国や都市などでは日本料理に関しては比較的始めやすいのではないでしょうか? 最初は日系人・日本人を顧客ターゲットにしながら損益分岐点を保ちつつ、現地人も取り込んでいくという流れができてくるのではないかと思います。

SUSHI(寿司)は既に世界的に広く認知され、好まれています。さて、それでは次に流行する我らが日本の食は何でしょうか?皆さんならどんな日本料理を、海外のどこの国に持ち込みますか?

太田英基「若手起業家、世界一周へ」バックナンバー
もっと読む

Follow Us