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グーグル、入札方式でディスプレイ広告を売買する「アドエクスチェンジ」を日本で開始

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グーグル アジア太平洋地域プラットフォーム部門 ディレクターのスチュアート・スピテリ氏

グーグルは28日、オークション方式でディスプレイ広告枠を売買できるアドネットワークサービス「DoubleClick Ad Exchange(アドエクスチェンジ)」の提供を日本で開始したと発表した。米国では2年前の09年より既に開始している。

このアドネットワークサービスは、ニュースサイトやポータルサイト、ECサイトなどオンライン媒体社が販売するさまざまなサイトのディスプレイ広告枠を、広告主がオークション方式で購入するリアルタイム・オンライン取引で、現在、ワールドワイドで200万以上のWEBサイトが登録している。

グーグル アジア太平洋地域プラットフォーム部門 ディレクターのスチュアート・スピテリ氏は、アドエクスチェンジについてこう語った。

「ディスプレイ広告は認知と売り上げの拡大に必要不可欠なもの。WEBサイトの運営者やオンライン媒体社にとっては、ユーザーが利用するコンテンツやWEBサービスの運用資金を生む。しかし、多数のディスプレイ広告のフォーマットが存在し、膨大なWEBサイトの選択肢があるなか、この煩雑性のため、多くの広告主は手を出しあぐねている。もしくは限られた範囲で諦めてしまっている。一方で、パブリッシャーの中には 80 %もの広告枠の余剰を抱えている会社もある。販売した広告枠についても、莫大な数の広告主とキャンペーンの管理に追われている。より優れた技術の上に作られたこのシステムが、ディスプレイ広告市場全体のパイを拡大し、広告主、媒体、そしてユーザーそれぞれにメリットをもたらせられると信じている」。

広告主向けには、曜日や時間帯などを絞り込んで一斉配信することができるほか、WEBサイトを訪れたユーザーだけをターゲットに広告を表示できる。オンライン媒体社向けには、予算の上限を設定できるほか、複数のWEBサイトの特性に応じて出稿対象から外す機能も付いている。なお、広告枠を落札した最高額入札者は、提示した落札額ではなく、二番目に高い入札額で費用を支払う仕組みだ。