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「新潟のコシヒカリを、新潟の食材と一緒に、新潟で食べる」 13温泉地・115軒の宿が、新潟のおいしい朝ごはんを提案

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その土地で採れたお米と食材を、その土地で味わう――新潟県旅館ホテル組合 青年部は、新潟県観光協会と共同で、同県への観光客誘致を目的とした「にいがた朝ごはんプロジェクト」を9月1日~11月30日の3カ月間の期間限定で実施する。

プロジェクトに参加する県内の13温泉地が開発した、新潟の特産品・コシヒカリのごはんに合う、地元食材を使った朝食メニューを各温泉地のホテルや旅館 計115軒で提供する企画。地域の食文化の再発掘と、新潟の食を呼び水とした地域・観光活性化を目指す。

参加温泉地は大湯温泉(魚沼市)や越後湯沢温泉(湯沢町)、鵜の浜温泉(上越市)など13温泉地。各地域に昔から伝わる料理や、地域の生産者や加工会社と共同開発した料理など、さまざまな「ごはんの供」を開発した。

大湯温泉では「一本ゼンマイの煮しめ」、越後湯沢温泉では「ゆきぐに糸瓜の浅漬け」といった、地域色あふれるラインナップとなっている。

新潟の「食」を通じて観光の活性化や県産農林水産物の消費拡大を図る「うまさぎっしり新潟」観光推進協議会が同期間内に実施する秋季キャンペーンに合わせて打ち出すもので、来る新米の出荷時期をひかえ、県内への誘客を一層強化したい考え。

「2008年から、県内26の飲食店とタイアップして提供している『新潟ライスボウル』も、新米とご当地食材を組み合わせたグルメを提案する企画だが、旅館やホテルへの宿泊にはなかなか結び付かなかった。旅館やホテルでのみ体験できる朝食にフォーカスすることで、宿泊施設への誘客につなげたい」(新潟県旅館ホテル組合 青年部担当者)。

13日には、プロジェクト発足の記者発表会と、朝食メニューの試食会を新潟県のアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」で開催する。15日に実施する毎年恒例の観光商談会「新潟県観光交流会」でも首都圏の旅行会社などに向けてプロジェクトを訴求する予定だ。以降は、県内の道の駅や旅館で配布するパンフレットや、駅貼りポスターなど、県内を中心にプロモーションを実施する予定。公式サイト以外での、首都圏向けのPR施策については現在検討中だという。