文:小林パウロ篤史
東日本大震災のあった3.11。
あの日から半年が過ぎました。
あの日、あの時間。
パウロと糸永はいつものように、MediaJUMPオフィス(14階)で作業をしていました。
そこで起きたあの地震。
今まで経験したコトの無い強い揺れの中、頭に浮かんだのは、
「まだ、死ねない」 という一言でした。
目の前のオフィスが木の葉のように、わっさわっさ揺れて、つまり、自分達もわっさわっさ揺れてるんじゃないか、と思った時も。
その頃、まだオフィスで地上波が見られなかったため、情報源はラジオとPCしかなくて、次々と恐ろしい情報や光景が発生している時も。
恐怖心は、糸永と一緒にいる事で感じる事はなかったものの、「まだ、死ねない」とばかり思ってました。もっと言うと、「キタコレ!を世に出すまでは、まだ、死ねない」と思ってました。
「キタコレ!」には自分で付けたコピーがあります。
「あした、何しよう? を あした、こうしよう!に」です。でも、あの地震を経て、キタコレ!というよりも、パウロと糸永、つまり、「MediaJUMP」には、それとは違う、「使命」があると確信しました。
それは。
「あした、何しよう? を 笑って語れる世の中に」です。
そういう世の中を創って行く義務があるんだ、と思いました。
生き残ったからこそ。「あした」があるからこそ。
多くのひとに、意味のある「あした」を提供していきたいと思います。
キタコレ!はそのコアであるが、あくまでも「一つの答え」であり、全てではない。
ひとりひとりの「あした」が違うように。
震災から半年。
この気持ちを忘れぬために、本コラムを書きました。
「あした、何しよう? を 笑って語れる世の中に」
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