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電通、ブラジルの独立系デジタルエージェンシー「ラブ社」買収

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電通は25日、同社の米州・欧州・オセアニア地域の事業を統括する電通ネットワーク・ウエストが1月24日付で、ブラジルの事業統括会社・電通ブラジル・ホールディングスを通じ、ブラジルの独立系デジタルエージェンシーであるラブ社を買収したことを発表した。南米の日系クライアントや現地ローカルクライアントの獲得を目指すという。

ラブ社はデジタルメディア領域の取り扱い実績において、2011年は第4位。売上総利益は2010年実績で687万レアル(約3億228万円)、従業員は46人。

ブラジルは現在世界第6位の広告市場であり、テレビ広告が6割以上のシェアを占めるなど、マスメディア広告が中心である。ただ、昨今はクライアントからデジタル領域におけるソリューション提供のニーズが高まってきており、デジタルメディア関連の市場が急成長している。また、2014年にFIFAワールドカップの、2016年には夏季オリンピックの開催を予定しており、大きな経済発展が期待されている。

電通ネットワーク・ウエストは欧米事業の成長を目的に、2010年10月に設立。電通執行役員のティム・アンドレー氏がCEOに就任した。同社は、既存のクライアントに提供しているサービスを向上し、より多くの顧客を引き付けられるよう、顧客ベースでのサービスを推進している。CEOのティム・アンドレー氏は以前、「戦略に適合する企業や事業に対して、積極的に買収や投資を行く」と語っており、また、南米市場について、「ポテンシャルの高い市場であり、南米全体が世界の他の地域に比べて高い成長が見込まれる地域。この市場の高い成長に合わせて前進すべく、あらゆる戦略的な手段を講じて電通ネットワーク・ウエストのプレゼンス向上を図っていく」と語っていた。

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