博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは3月30日、雑誌の“読者コミュニティー”のメンバーとともに商品開発を行うソーシャルネットワーク型の商品開発プログラム「MAGIC(マジック)」を開発、提供を開始したと発表した。
「MAGIC」は「Magazine Innovation Community」の略。近年、読者との交流の場として“読者コミュニティー”を立ち上げ、誌面づくりに読者を参加させる動きが複数の雑誌で見られることから、プログラムの開発に至った。
プログラムでは、“読者コミュニティー”のメンバーをオンラインコミュニティー上に集め、3週間~1年程度の期間、設定したテーマに沿ってディスカッションをしてもらう。参加者同士の会話を通して、博報堂社内の専門組織「博報堂買物研究所」の研究員が、生活者の“買う動機・きっかけ”を探り、商品やコミュニケーションメッセージの開発に活かす。オンライン上の調査に加え、開発途中の商品に関する情報発信や、読者にさらなる意見を求める場を設けるなど、雑誌の誌面も活用する予定だ。
今後は、読者の声から開発した商品・メッセージに基づく具体的なマーケティングプランの立案・実施まで、ワンストップで提供するプログラムとしていきたい考え。
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