前回から
、メディア上であり得るコンテンツの形態について、基本フレームとなる3つのコンセプトを提示し、それぞれについて解説をしています。前回はストックとフローという軸について話をしました。
今回は、「参加性」と「権威性」というメディア区分の軸について考えてみたいと思います。参加性に軸足を置くメディアというのは特にウェブ上に特徴的なものです。そのようなユーザーからの「参加性」の高いメディアにおける「編集責任」というものが、どのように考えられるべきなのか、ということについて話したいと思います。
まず、メディアにおける「権威性」と「参加性」とは何でしょうか。これを具体的に考えるにあたって、格好の事例が、「ミシュラン」(=「権威性」の代表)と「食べログ」(=「参加性」の代表)だと筆者は思います。
皆さん、ご存知のように、食べログもミシュランも、レストランガイドという意味では同じです。美味しいレストランを探しているグルメな読者が、そのレビュー内容を参考にし、食事をする店を決めるわけです。メディアとして読者に提供すべきメリットには類似性があり、競合している、と言えなくもないわけです。しかし、皆さんも既にお気づきのように、そこには決定的な違いが、あります。
KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。
「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です
会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします
田端 信太郎(LINE 執行役員 広告事業グループ長)
田端 信太郎(LINE 執行役員 広告事業グループ長)
1975年10月25日生まれ。
NTTデータに入社し、BS/CSデジタル関連の放送・通信融合の事業開発、JV設立に携わったのち、リクルートへ。フリーマガジン「R25」の源流となるプロジェクトを立ち上げ、R25創刊後は広告営業の責任者を務める。
その後、2005年4月にライブドアに入社し、ライブドアニュースを統括。ライブドア事件後には執行役員 メディア事業部長に就任し経営再生をリード。さらに新規メディアとして、BLOGOSやMarketHack、Techwaveなどを立ち上げる。
2010年春からコンデナスト・デジタル社へ。カントリーマネージャーとして、以前から運営されていたVOGUEのウェブサイトに加え、GQ JAPAN、WIREDなどのWebサイトデジタルマガジンなどを新たに立ち上げながら、デジタル事業の成長と収益化を推進。
2012年6月 NHN Japan株式会社 執行役員 広告事業グループ長に就任。
BLOG: http://blog.livedoor.jp/tabbata/
facebook : https://www.facebook.com/tabata.shintaro
twitter: http://twitter.com/tabbata
田端 信太郎(LINE 執行役員 広告事業グループ長)
1975年10月25日生まれ。
NTTデータに入社し、BS/CSデジタル関連の放送・通信融合の事業開発、JV設立に携わったのち、リクルートへ。フリーマガジン「R25」の源流となるプロジェクトを立ち上げ、R25創刊後は広告営業の責任者を務める。
その後、2005年4月にライブドアに入社し、ライブドアニュースを統括。ライブドア事件後には執行役員 メディア事業部長に就任し経営再生をリード。さらに新規メディアとして、BLOGOSやMarketHack、Techwaveなどを立ち上げる。
2010年春からコンデナスト・デジタル社へ。カントリーマネージャーとして、以前から運営されていたVOGUEのウェブサイトに加え、GQ JAPAN、WIREDなどのWebサイトデジタルマガジンなどを新たに立ち上げながら、デジタル事業の成長と収益化を推進。
2012年6月 NHN Japan株式会社 執行役員 広告事業グループ長に就任。
BLOG: http://blog.livedoor.jp/tabbata/
facebook : https://www.facebook.com/tabata.shintaro
twitter: http://twitter.com/tabbata
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。