富士通研究所は7日、スマートフォンのカメラで肌の状態、特に肌の色を正確に測定する技術を開発したと発表。

従来、肌の状態を測定するには、ユーザーが店頭に出向き、専門家が専用機を用いて行うのが一般的だが、今回の開発でスマートフォンのカメラを用い、ユーザーが家庭で手軽に肌の状態を測定することが可能になったとしている。

また、この技術では肌のシミや毛穴の目立ち度も測定できる。これまで照明の影響などで、本来の色とは異なる色に測定されてしまう課題があったが、新規に考案の「カラーパッチ」で正確に補正できるという。

企業にとっては、自社サイトへの誘導や、商品リコメンデーションのツールとして技術を活用していくことが期待される。すでに同社内で実証実験を実施しており、2012年度中に商用化を行う予定。