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コラム

since 1963 コピーライターの登竜門!第50回 宣伝会議賞 特設コンテンツ

宣伝会議賞1分アドバイス(3)林尚司さん「アイデアが浮かんだらすぐに書きとめる」

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いよいよスタートした、第50回宣伝会議賞。

今回も、広告界の最前線で活躍するクリエイティブディレクター、コピーライター、CMプランナーが審査員を務めます。その数、なんと100人!

このコーナーでは、審査員の皆さんが日替わりで毎日登場します。プロのコピーライターの皆さんは一体、どんなシチュエーションでコピーを生み出しているのでしょうか?宣伝会議賞のグランプリ、そしてコピーライターとしてのキャリアアップを目指す皆さんに向けたメッセージもお届けします。

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本日は、電通・林尚司さんへのインタビューです。林さんの代表作といえば、ロッテ「Fit’s」のテレビCMが挙げられます。タレントの佐々木希さんや俳優の佐藤健さん、お笑い芸人の渡辺直美さんなどが「噛むとフニャン♪」という歌詞に合わせて独特のダンスを踊るCMが、印象に残っている人も多いはず。ほかにもアサヒビール アサヒブルーラベルの「爽快人間」のテレビCMなど、見る人がわくわくするような作品を多く手掛けています。

※ロッテ「Fit’s」のユーチューブ公式チャンネルはこちら

――すぐれたアイデアが浮かぶのは、どんな瞬間ですか?
林さん:ふと、です。ふと。

――その際のマストアイテムといえば、どんなものがあるでしょうか。
林さん:最近すぐ忘れます。なので、すぐに書きとめないと。紙とペンか、携帯電話か、口で言ったら書いてくれる人ですね。

――応募者の皆さんも、日々の生活の中でふと頭に浮かんだアイデアが、受賞作品になるかも!?
ちょっとしたアイデアやヒントも、まずは書きとめておくと良いかもしれません。

――最後に、今年50周年を迎えた宣伝会議賞に、何かメッセージをいただけますか。
林さん:500周年ぐらいまで続くといいですね。何でも、すぐに生まれてすぐ死んでいくので、商品もコピーも宣伝会議賞も、続くことがすばらしいと思いますよ。

――続けることは、当たり前のようで、とても重要なことですよね。
コピーのスキルを向上するためにも、まずは書き続けることが第一。応募者の皆さんにも、10月31日の締切ぎりぎりまで、諦めずに書き続けていただきたいですね。

次回は、クリエイティブ・ユニット シカクの原 晋さんにインタビューします。
実は原さんは、営業職出身のクリエイター。どんなメッセージが聞けるのでしょうか。ご期待ください。

林尚司(電通/クリエーティブ・ディレクター)
1963年生まれ。電通関西勤務を経て、2001年より東京本社勤務。モスクワ国際広告祭審査委員長、グラマド(ブラジル)国際広告祭審査委員長などを歴任。主な仕事に、ロッテ「フィッツダンスCMシリーズ」、アサヒビール「ブルーラベル・爽快人間」、ホンダ「ステップワゴン」、ゼリア新薬「ヘパリーゼ」など。TCC最高賞、TCC賞、ACC賞グランプリ、OCC最高賞ほか、受賞多数。


【宣伝会議賞1分アドバイス バックナンバー】

『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。

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