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コラム

since 1963 コピーライターの登竜門!第50回 宣伝会議賞 特設コンテンツ

宣伝会議賞1分アドバイス(2)尾形真理子さん「景色や人など、情報量の多さが刺激になる」

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いよいよスタートした、第50回宣伝会議賞。

今回も、広告界の最前線で活躍するクリエイティブディレクター、コピーライター、CMプランナーが審査員を務めます。その数、なんと100人!

このコーナーでは、審査員の皆さんが日替わりで毎日登場します。プロのコピーライターの皆さんは一体、どんなシチュエーションでコピーを生み出しているのでしょうか?宣伝会議賞のグランプリ、そしてコピーライターとしてのキャリアアップを目指す皆さんに向けたメッセージもお届けします。

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本日登場するのは、博報堂の尾形真理子さんです。主な仕事に、ルミネの広告が挙げられます。「恋が終わるのなら、せめて夏がいい。」「たったひとつの恋が欲しくて、どれだけの涙をこぼしただろう。」……フォトグラファー・蜷川実花さんの写真とともに綴られる女心をくすぐるコピーに、共感の声が多く聞かれます。

——すぐれたコピーをひらめくのは、どんな瞬間でしょうか。
尾形さん ひらめく・・・という感覚ともちょっと違うのですが、電車に乗っているときにコピーを考えていることが多いです。景色が流れたり、目の前にたくさんの人がいると、情報量の多さが刺激になります。最後は誰もいない部屋で、ひとりで悶々と書きます。

——アイデアのヒントは、何気ない日常の風景の中にも隠されているのですね。コピーを書くときのマストアイテムを3点挙げるとしたら、どんなものがあるでしょうか。
尾形さん オリエン資料と、0.9㎜のシャーペンと、消しゴムです。

——ルミネの広告の、リアルな女心を捉えたコピーは、こんなにシンプルなアイテムで生み出されているのですね!

※ルミネのAd Galleryはこちら

次回は、電通の林尚司さんへのインタビューです。佐々木希さんや佐藤健さんの独特のダンスが印象的な、ロッテ「Fit’s」のCMを手がけています。お楽しみに!

尾形真理子(博報堂/コピーライター)
1978年生まれ。主な仕事に、資生堂、LUMINE、東京海上日動、東京海上日動あんしん生命、日産自動車、Tiffany & Co.など。朝日広告賞グランプリほか、受賞。『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』で、小説デビュー。

【宣伝会議賞1分アドバイス バックナンバー】
岩田純平さん「コピーライティングのマストアイテムはやる気、味方、しめきり」

『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。

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